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Gクラスのオーナーズクラブでは話題のモデル 500GE 6.0

AMG 500GE 6.0、Gクラス、ゲレンデヴァーゲン

G-CLASS傑作選 1

AMG 500GE 6.0
スペシャルオーダーモデル

Gクラスというクルマは本当に特別だ。メルセデスベンツのラインナップで最長の寿命を誇っているというだけでなく、毎年のように進化を続けている。しかもスペシャルモデルの存在が、さらにGクラスのステイタスを高めているから、世界中で人気が持続しているのだ。

AMG 500GE 6.0は、Gクラスのロングボディに5.0ℓのM117型エンジンを搭載した500GEをベースに、AMGでチューニングした6.0ℓユニットを搭載したコンプリートモデル。M117ユニットを積んだ500GE自体、1993〜1994年の2年間しか製造されていない希少なモデル。5.0ℓのノーマルエンジンは最高出力241ps/5000rpm。それを6.0ℓにすることで299psにまでパワーアップさせたのが、この6.0なのである。エンジンだけでなく、内装も豪華でAMGらしい設えとなっているのだ。

今でこそSOHC3バルブのG500は珍しくないが、当時は通常モデルのGクラスとこの500GEでは、全くの別ものだった。

何しろ1991年までは、230GEロングなんていう超非力なロングボディがラインナップに載っていたほど、Gクラスは舗装路では鈍重なクルマだったのだ。しかし、AMGは本家メルセデスに先がけてW124にV8を搭載するくらいだから、GクラスにV8の搭載はわけなかったのだろう。AMGには1987年に5.0ℓのV8を搭載した500GE生産した記録がある。ただし500GE 6.0は正式なラインナップとしては記録されていない。つまり、オーダーによって実現した、スペシャルモデルということだ。

当時、AMGジャパンは、いかなるオーダーも引き受けたと言われているから、欧州で存在した500GE 6.0を販売したのも頷ける。

欧州でも貴重だった500GEや、この6.0は、舗装路でも王者の貫録に相応しい余裕の走りを見せたことだろう。

堅牢さと走破性の高さから世界中で人気のGクラスゆえ、500GE 6.0は憧れのクルマとするGクラスオーナーも多い。ロシアでもイタリアでも500GE 6.0は、Gクラスのオーナーズクラブでは話題のモデルだ。

G55が登場する以前としては、AMGが生産したGクラスとして希少なモデルと言える存在だ。



AMG 500GE 6.0

AMGの通例に習って2トーンのレザー張りを採用したシート。フロントは適度なホールド性を持ったセミバケット形状を採用している。

AMG 500GE 6.0

6.0ℓのM117ユニットを収めたエンジンルーム。ヘッドこそレギュラーモデルとは異なっているが、ハンマー4Vユニットの弟分とも言えるエンジンであることに間違いない。

AMG 500GE 6.0

日本のカタログに載ったことはなく、その存在すらあまり知られていない。

AMG 500GE 6.0、Gクラス、ゲレンデヴァーゲン

エンジンフィーリングはとても滑らかで、発進から豊かなトルクでグイグイと加速していく。中低速のトルクを重視したセッティングなので、とくに街中では軽快を感じるほど。

AMG 500GE 6.0

ウォールナットが張り巡らされたインテリアは落ち着いた高級感のあるもの。最新モデルよりも大人びた雰囲気を楽しむことができる。

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