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ティークライム直伝 200系ハイエース[4WD車]の落とし方。四駆ローダウンの極意

ティークラム、ハイエース、四駆ローダウンの極意

車高を下げたら装着したいパーツ大辞典。

四駆ローダウンの極意

走破性を考えれば四駆は最強!でもスタイリングにこだわるなら低い車高がイチバン重要!

雪国エリアのハイエースオーナーにとって、愛車の選択基準は「雪道も安心して走れるか」が肝。しかし4WDであってもスタイリングは気になるポイント。実用車であってもカッコイイは重要な価値基準なのだ。

【4WD ローダウン】よんだぶるでぃー ろーだうん
走破性の高い4WDモデルをベースに、車高を下げることでスタイリングをカッコよく見せること。


TFE 東北 2016 by ティークライムで見つけた!凄腕ハイエースオーナー

秋の恒例イベント「TFE 東北2017」宮城県のスポーツランドSUGOを舞台に開催。


4WDモデルは通常の2WDモデルと比較してもローダウンしにくい構造である。基本的なサスペンション形状は同型ながら、前輪にも駆動力を伝達するため、腹下にはトランスファーが備わっている。さらにローダウン時にトラブルを起こしかねないドライブシャフトなど、対策が必要になる部分も多い。加えてフロントエンドに使用されるパーツは形状だけでなくレイアウトまで違う部分もある。同じハイエースとはいえ、2WDと4WDでは全くの別モノと考えなければならないのだ。

そんな4WDのローダウンで重要なのが限界の見極めと各部のクリアランスチェック。ティークライムでの走れる推奨値は、ワイドではフロント2.5インチ、リア1.5インチ。ナローならフロント2インチ、リア1インチ程度。もちろんタイヤサイズによって多少のズレはある。しかしこの数値で満足できなければフェンダートリムを活用するなど、低く見せるアレンジを加えることでカバーできる部分もある。もっとも、これ以上のローダウンを行うと、雪道を走れなくなることも考えられる。

車高を落とした場合に必要となる各部の補正や強化も2WD以上に気をつけなければならない。特にフロントのドライブシャフトはブーツのキレによるトラブルが頻発する部分。車高を落とすとドライブシャフトの角度がつきすぎ、ブーツが擦れてしまう。そのためオリジナルアイテムとして強化ドライブシャフトやブーツをラインナップしているのも、4WDニーズの多い同店ならではの特徴である。

4WDローダウンに合わせたオリジナルショートストロークダンパーなど、乗り心地に関わるアイテムも用意。このダンパーは純正ダンパーを供給するKYBにオーダーし、ダンパー容量をアップしたスペシャル品。減衰力の調整は14段階に設定され、イメージとしては純正ダンパーを基準に、減衰圧の上下に幅をもたせた仕様とのこと。下げに対しての許容範囲を拡大している。やはり4WDローダウンは、パーツのキャパシティを見極める必要もあるのだ。

ティークライム代表 進藤 賢浩 氏

2WDとは違いドライブシャフトがついているので、ブーツやシャフト本体に負担をかけないように車高を落とすのが4WDローダウンの極意です!

Essential Point 1
”FRONT”

フロントは要注意点が山盛り!クリアランス確保は絶対命題

ローダウン推奨値の決め手となるのが、フロントロアアーム付け根にあるフロントデフサポートのブラケット部分。

ローダウン推奨値の決め手となるのが、フロントロアアーム付け根にあるフロントデフサポートのブラケット部分。

ローダウン推奨値の決め手となるのが、フロントロアアーム付け根にあるフロントデフサポートのブラケット部分。この出っ張りがもっとも低い位置にあたるため、下げ過ぎると段差で確実にヒットする。最悪の場合はデフケースごとクラッシュし、即走行不能に陥る危険性もある。2WDとは最も違う注意点だ。

ホイールサイズの決め手はインナーのクリアランス

車高を下げてホイールを太くすると、干渉する傾向にあるのがフレームやスタビライザー

車高を下げてホイールを太くすると、干渉する傾向にあるのがフレームやスタビライザー

車高を下げてホイールを太くすると、干渉する傾向にあるのがフレームやスタビライザー。特にスタビライザーは2WDがフロント側についているのに対し、4WDはリア側にレイアウトされる。そのためオーバーサイズのホイールを装着すると、ハンドルが全切りできなくなってしまう。目安は8.5Jあたりが厳しいとか。

右側タイヤハウス内は鬼門!最悪の場合はエンジンブローも!?

車高を下げるならキャンセル用のグロメットを使ってボックス撤去が基本。

車高を下げるならキャンセル用のグロメットを使ってボックス撤去が基本。

右側タイヤハウス内にはレゾネーターボックスが配置されている。このボックスは樹脂製のため、車高を下げてハンドルを左に切ると確実に干渉する。タイヤで擦れてボックスが切れてしまうと、吸気に巻き上げた砂などが入り込み、最悪の場合にはエンジンブローにもつながる。車高を下げるならキャンセル用のグロメットを使ってボックス撤去が基本。

Essential Point 2
”REAR”

リアの足回りは2WDと大差なしブレーキの調整は確実に行うべし!

リアの足回りは2WDと大差なしブレーキの調整は確実に行うべし!

リアのローダウンは2WDのメニューとは基本的に大きな違いはない。もちろんバンプストッパーのクリアランスは1台1台キッチリと行い、バンプタッチ時の乗り心地確保も欠かさない。またプロポーショニングロッドによるリアブレーキの効き調整は確実に行わなければならない。特に雪道ではブレーキの効き方は安全性を左右する最重要ポイントなのである。

Essential Point 3
”OVERALL”

気になるフェンダーのクリアランスはローダウンフェンダートリムにオマカセ!

気になるフェンダーのクリアランスはローダウンフェンダートリムにオマカセ!

気になるフェンダーのクリアランスはローダウンフェンダートリムにオマカセ!

推奨値でローダウンを行った場合、まだまだ下げたりないという人も少なくはないだろう。そんな人にオススメなのがタイヤとフェンダーアーチのクリアランスを塞ぐローダウンフェンダートリムだ。

ティークライムオリジナル品は付けるだけでフロント30ミリ、リア20ミリのローダウン効果が得られる。

ティークライムオリジナル品は付けるだけでフロント30ミリ、リア20ミリのローダウン効果が得られる。

ティークライムオリジナル品は付けるだけでフロント30ミリ、リア20ミリのローダウン効果が得られる。もう一息といったツメのアレンジから、車高はノーマルのままでもカッコよく見せたいといった簡易ローダウン的な使い方にも対応している。

T-CRIMB TCM ショートストロークダンパーVer.2

 

T-CRIMB TCM強化ドライブシャフト

T-CRIMB TCM強化ドライブシャフト

 

T-CRIMB TCM専用強化インナーブーツKIT

T-CRIMB TCM専用強化インナーブーツKIT

 

4WD 車ローダウンメニュー


STEGE 1 基本メニュー

RIM ロアリングブロックKIT
TCM ショートストロークダンパー
TCM プロポーショニングロッド
GENB リアバンプストッパー
GENB ハイトダウンサポーター(2セット)
GENB リバンプストッパー
GENB レベリングアジャスター(HID/LED装着車)
ショック無しの場合 69,800円(税別)
ショック込みの場合 149,800円(税別)


STEGE 2

TCM 強化ドライブシャフトインナーブーツ交換
プラス35,000円(税別)
TCM 強化ドライブシャフトASSY(ナローのみ)
プラス80,000円(税別)


STEGE 3

UI-VEHICLE ショートスタビブラケット(4型不可)
GENB ローフリクションジャーナルブッシュ
RIM 強化スタビライザー
上記3点SET プラス60,000円(税別)


STEGE 4

GARAGE VARY
ローダウンフェンダートリム(TCM Ver.)
フロント30㎜/リア20㎜ダウン
未塗装 プラス37,000円(税別)
塗装済み プラス58,000円(税別)
塗装済み(パール) プラス60,000円(税別)


【問い合わせ】ティークライム
Tel:022-352-8234
HP:www.tcrimb.com


Report • 渡邉大輔 Daisuke Watanabe
Photos • 山田泰弘 Yasuhiro Yamada


ハイエース完全ガイド VOL.02
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