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ローダウンナックル ハイエース200系ロワードの革命的パーツ

ハイエース、ローダウンナックル

車高を下げたら装着したいパーツ大辞典。

ストローク確保と支配がキメ手!

車高を下げれば下げるほど減少していく縮み側ストローク。タイヤハウス容量も限られた200系ロワードではバンプタッチへ持ち込んだストローク抑制が主流だったがロワードマイスターとして名高いCRSが現在力を注ぐのはローダウンナックル×ネオチューンでのストローク確保&支配だ!

地を這うような5インチロワードで仕上げられるCRSのデモカーは、ローダウンナックルのストローク領域確保を武器に低さを感じさせない上質な乗り味を実現。市街地から高速クルージングまで好フィールだ。

【ローダウンナックル】
ろーだうんなっくる
フロントホイール取り付けのハブ位置のみ上方へオフセットし、ストローク領域を稼ぎ出す200系ロワードの革命的パーツ


エアサスに踏み切れなかったハイエース・ユーザーへ、ボルトオンでかんたん取付。

ティークライム直伝 200系ハイエース[4WD車]の落とし方。四駆ローダウンの極意


200系ベストロワードのカギを握るローダウンナックル×ネオチューン

腰高すぎるノーマル車高ではスタイリングが冴えないこともあり、200系カスタムの第一歩はロワードといっても過言じゃない。また単に車高を下げるだけならフロントはトーションバー調整でアイテムいらず、リアはロワードブロックでOKと手軽なことから、幅広いユーザー層へロワードは普及している。

ただ、車高を下げれば下げるほどに悩ましくなるのが、乗り心地の悪さやドライビングフィール低下といったロワードに伴う弊害。

これは縮み側ストロークの減少(※ロワードブロック使用時はリアダンパーのストローク変化はなし)に加えてバンプラバーのクリアランスやジオメトリー変化などがもたらすものだが、200系のタイヤハウス容量はごく限られたものであるため、ヘビーロワードだと1G(接地)状態でわざとバンプタッチさせたストローク抑制がメジャーセットアップとなってきた。

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「200系カスタム黎明期からロワードへ積極的に取り組み、玄武のジオメトリー補正パーツやフレキシブルなダンパーセッティングが可能となるネオチューン導入などで常にロワードのクオリティアップを目指してきました。バンプタッチやギャップとの干渉を嫌ってストローク=悪といった考え方の方は多いですけど、そもそもハンドリングや乗り心地といった要素を高めるにはストロークが必要不可欠なんです。ただ、これまではリアこそCノッチでストローク領域が確保できても、フロントだけはバンプラバーの厚みでコントロールする以外どうにもならなかった。そんな手詰まり状態の中で登場したのが、ヴィーボンズのローダウンナックル。セッティングアプローチが大きく変わり、5インチものヘビーロワードでも快適な乗り味が得られるようになったんです」(CRS稲川氏)。

さて、このローダウンナックルを簡単に説明すると、フロントホイール取り付けのハブ位置のみ40㎜上方へオフセットするもの。車高を下げるとアッパー&ロアアームが角度上昇してバンプラバーとのクリアランスも変化するのだが、コイツを投入すれば現在の車高はそのままに40㎜車高を上げた分と同じバンプクリアランス、つまりストローク領域が稼げるわけだ。

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もちろん、ストローク領域が稼げてもタイヤハウス容量は変化しないため、ヘビーロワードなら大きくストロークした際にタイヤとインナーの干渉は避けられない。ただ、命題だったフロントのストローク領域さえクリアできれば……、㎜単位のストローク支配を実現するダンパーセッティングでベストロワード構築が可能となる!「ロワード量だけでなくドライビングスタイルや好みによってもダンパーの味付けは変わるため、一概に〝ローダウンナックルと●●でオールOK〟とはなりませんが、多彩なセットアップが可能となりました。まさにベストロワード実現のキーアイテムですね」

ちなみにヘビーロワード熟成形として誕生したCRSのデモカーは、ローダウンナックルのセットアップノウハウ構築も兼ねている。ベストロワードを求めるなら、ローダウンナックル×ネオチューンは見逃せない。

ローダウンナックル投入でフロントのバンプクリアランスは大きく変化するが、人気アイテムである玄武のストッパーシリーズならハイト調整も簡単におこなえるため問題なし。バンプタッチさせた仕様で悩みどころだったヘタリも軽減される。

フロントはローダウンナックル、リヤはCノッチでストローク領域確保がヘビーロワードの必須メニューとして定番化していくことになるだろう。衝撃吸収にはストローク確保、ドライブフィール向上にはストローク支配となるからだ。

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ローダウンナックル投入でストローク確保できても、フロントのタイヤハウス容量は厳しい。だからこそ、㎜単位のストローク支配が必要だ。

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ガス圧、オイルのセットアップでニーズに応じた特性のダンパーを実現するネオチューン。CRSではオリジナルショックでの施工も可能。

ヴィーボンズ・ローダウンナックル

ヴィーボンズ・ローダウンナックル

ヴィーボンズ・ローダウンナックル

●適合車種: 2WD
●価格:7万9500円

サイズを変えることなく、ハブ取付位置のみ40㎜引き上げた200系専用ローダウンナックル。負荷のかかるポイントとなるため純正同等のFCD仕様となっているのもいい。ライトロワードならトーションバーの効き味を変えず40㎜ロワードとすることも可能だ。


カスタムマネージャー 稲川雅彦氏
自らの走り込んだ経験、デモカーでのテストデータを活かしたセットアップでハイエースのスタイルと走りを高次元に引き上げるCRSのロワードマイスター。


[問い合わせ] CRS 大阪

Tel.06-6852-9000
www.crs9000.com

エアロパーツやホイールといったスタイリングだけでなく、フットワークも含めたトータルカスタムを得意とする200系の実力派。

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Report •稲田浩章 Hiroaki Inada
Photo • 四馬力 Yonbariki


ハイエース完全ガイド VOL.02

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