会場内でも一際目を引いたマツダ ロードスターがそこにいた。一目見てそのスパルタンさに惹きつけられた。純正色よりもやや深みの強いイエローボディに鋲打ちされたブリスター。その接合面の黒く縁取られたラインが、鮮やかさの中に無骨さを演出している。
このロードスターを駆る「アマGori☆RFman」氏の本気度を感じられる1台だ。
アマGori☆RFman仕様 ロードスターRF
ベース:マツダ ロードスターRF
年式:新車下ろし
カスタムポイント
・ホイール:スーパースター CHEVRON RACING S1N 10J
・タイヤ:TOYO TIRE PROXES T1R
・リアスポイラー:Pandem Rocket Bunny
・マフラー:エイムゲイン ナインティマフラー
・ショック&サスペンション:ACC
・シート:BRAUM RACING
・外装:エイムゲイン パーフェクトボディキット
アマGori☆RFman氏 オーナーインタビュー
編集部:お名前は?
アマGori☆RFman氏:アマGori☆RFmanでお願いします。
編集部:車種の方は?
アマGori☆RFman氏:ロードスターRFですね。
編集部:年齢は?
アマGori☆RFman氏:35です。
編集部:お住居の方は?
アマGori☆RFman氏:大阪になります。
編集部:オーナー歴は?
アマGori☆RFman氏:この自動車になってからはまだ2ヶ月ですね。
編集部:自動車経歴的には?
アマGori☆RFman氏:元々は軽自動車に乗ってまして、ちょっと走れる楽しいのに乗りたいなぁって考えた時に出会ったのがロードスターでしたね。
編集部:ロードスターの楽しいところって?
アマGori☆RFman氏:ルックスも良いし、乗ってて楽しいしですかね。アフターパーツも多いし。
編集部:軽自動車もがっつり弄ってたんですか?
アマGori☆RFman氏:はい、元々軽自動車ばっかりカスタムしてました。で、ちょっと路線を変えようかなって。
編集部:なるほど。では、テーマ的には?
アマGori☆RFman氏:「魅せる」ですね。走っても止まっても魅せられるってのが良いです。
編集部:エアロはどこのを?
アマGori☆RFman氏:エイムゲインです。
編集部:あ、エイムゲインでロードスターもやってるんですね?
アマGori☆RFman氏:はい、GTシリーズってやつです。
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編集部:リアスポは?
アマGori☆RFman氏:パンデムのロケットバニーをチョイスしました。
編集部:ホイールは?
アマGori☆RFman氏:スーパースターですねぇ。
編集部:リム深いっすよね?
アマGori☆RFman氏:前後ともに10Jあります。
編集部:深っ!?
編集部:ベタベタに落ちてますけど?
アマGori☆RFman氏:もちろん上げて帰りますよ(笑)このままじゃ走れませんもん。
編集部:ですよね(笑)
編集部:エアサスですか?
アマGori☆RFman氏:はい、ACC入れてます。
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編集部:こだわりはありますか?
アマGori☆RFman氏:全体ですよね。バランス良く目が行くようなスタイルにしました。
編集部:あれ?これってオールペンですか?
アマGori☆RFman氏:はい、スタートは白かったんです。
編集部:それを?
アマGori☆RFman氏:ボディキットとか持ち込んで、全部やってもらったって感じですね。これ新車からヤッたんですよ。
編集部:新車から!?
アマGori☆RFman氏:はい。なんで、新車下ろしでコンプリートですよ。やるなら本気でって思ってたんで。
編集部:かっこいいっすねぇ!だからこんなパリッとしてるんですね!
編集部:今後の方向性は?
アマGori☆RFman氏:オーディオかなぁ。
編集部:シートってこれ珍しいやつですよね?
アマGori☆RFman氏:BRAUM RACINGって海外のやつです。日本でもあんま入れてる人いないんじゃないかな?
編集部:外装のイエローに白シートが映えますよね。
アマGori☆RFman氏:純正で内装が白だったんですよ。それに合わせてシートも白って塩梅です。前までRECARO使ってたんですけどね。これ、黒と赤しか設定色ないんですよ。それを張り替えて白いシートに変えてます。
編集部:ほぇぇ!?
編集部:マフラーは?
アマGori☆RFman氏:それもエイムゲインです。
編集部:GTシリーズで?
アマGori☆RFman氏:はい。
編集部:なるほど、ありがとうございました。
アマGori☆RFman氏:どうも。
新車からのコンプリート リアルカスタムカー
マツダ ロードスターは、オープントップであったとしても良い自動車だ。もちろんハードトップであればより良い。トップの剛性不足を補うためにセンターボーンフレームが入っている。オープントップのピッチに対するネガティブ要素が少ない車種だ。
さて、今回のアマGori☆RFman氏のロードスターRFだが、リトラクタブルファストバックであることから剛性のネガティブ要素が若干少ない。
そして、新車からのコンプリートカスタムということは、ボディにもフレームにもストレスがない状態で作り上げられるため、立ち姿に一切のヤレがない。こんな状態のリアルカスタムカーを久しく見ていない。
エイムゲインのWebサイトさながらの仕上がりは流石の一言。ブリスターフェンダーのチリ合わせにも余念がない。
前後輪のネガキャンもスタイリッシュ、引っ張りの強いPROXES T1Rは今にも横滑りさせたい印象を受ける。
ここでチョイスしているPandem Rocket Bunnyのリアスポイラーは、走りよりもスタイル性を重視している。
ACCのエアサスキットは、固定設定であればかなり優秀なものだ。車高調と好みは分かれるが、トラクションコントロールを期待するのであれば間違いないチョイスだ。
Braum Racingのシートはオリジナル性が高くなる逸品だ。内装に合わせて張替えをする気合の入れようには頭が下がる。
ロードスターの特性上、縦置きFRはコントロールして楽しむ自動車。
PE-VPR型エンジンになったことで、これまでの1,600〜1,800ccのライトウェイトから2,000ccのミドルウェイトへとパワーアップしている。ロードスターとはいうものの、基本的に欧州モデルのMX-5を基調としているためトルク性能も他の国産車とはアグレッシブさが違う。
今後はオーディオに力を入れていきたいと話すアマGori☆RFman氏。次回のスタンスネーションではオーディオにも手をかけたRFが見れるかもしれない。
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TEXT : NONO
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