ワイド＆ローへのカスタムで唯一無二の存在に
ONLY ONEの誇り
MERCEDES-AMG GT S 【HAMANA】
さり気ないカスタムだからこそ
センスの良さが大きく光る
男ならではの趣味といえばどんなモノが思い浮かぶだろうか。アニメオタクや収集癖などはいかにも男性ならではといえそうだが、一般的な評価では決して“男っぽい”とはならないハズ。では『改造』はどうだろう。漢字で書くとゲスっぽくなるので、カスタムと表現しよう。このカスタムこそ、女性が理解しがたい男の趣味の極みではないだろうか。ではクルマをカスタムするとはどういうことか。ひと言でいえば、男としての最大の醍醐味でありパフォーマンスだ。
お金があるならば、市販車であれば誰でも購入することができる（不可能なことがないわけではないが）。しかし市販車をカスタムするにはそのお金に加え、カスタムに対するビジョン、センス、そして何よりも技術力が伴わなければならない。
さて、こちらのスポーツカーだが、フロントグリルに“例”のマークがあるので、誰でもベンツだとわかるだろう。もう少しクルマに詳しい人なら「去年復活したAMGのGTだ」となるところ。しかし正確にはメルセデスAMG GT S。
メルセデスの高性能ブランドAMGがリリースするフラッグシップのスペシャルモデルだ。スペックを掲げずとも何やら凄そうなクルマであることは一目瞭然だが、しかしこのクルマが最も凄いところは“カスタムカー”であるということ。しかもエアロなどでデコレートしたものではなく、ボディをカットして製作。ちょっと見ではわからないが、オリジナルのイメージデザインをキープしつつ、唯一無二のモデルを作り上げたのである。
このカスタムを行ったのはボディショップ ハマナ自動車。今年でちょうど創業50年を迎える老舗だ。そのセンスと技術の高さには目を見張るものがある。オンリーワンの誇りは、そのまま日本の誇りでもあるのだ。
チョイスされたホイールはVOSSEN VPS314。サイズはフロントが20インチ、リアが21インチ。ワイド化されたフェンダーは実際にボディをカットしてメイクされたものだが、違和感をなくすためにはそれ相応なセンスと技術的スキルが不可欠。ヘッドライト周りにまでメスが入ったという。そのフォルムはまるで自然体だが、カスタムの結果フロントで8cm、リアでは12cmもワイド化された。
510馬力を発生する4リッターV8ツインターボユニット。0→100km／hの加速が4秒を切る（3.8秒）というハイパフォーマンスモデルだ。
今季F1のセーフティカーに使用されたように、GTという名が付けられているものの、そのキャラクターはまさにリアルスポーツカーそのもの。GT Sのインテリアではよりその雰囲気を強めている。ステアリングやセンターコンソールに配されたカーボンなどが、官能的でエモーショナルな雰囲気を演出しているのだ。
車輌問い合わせ：BODY SHOP HAMANA
（ボディーショップ ハマナ自動車）
TEL：049-261-1136
www.super807.co.jp
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