取材協力:S&COMPANY
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世界を席巻する日本発カスタムスタイルのすべてがわかる
クルマのカスタムといえば、先を走るのはアメリカであり、ヨーロッパだった。しかし、ここ数年で注目を集めているのが、世界に誇る日本発のカスタムスタイル、「オーバーフェンダー&ワイドボディ」だ。ボディに強烈なインパクトを与える衝撃的なカスタムアプローチが、ワールドワイドに増殖する!
上げても下げても。チーム・ニッポンで挑んだ最強ラプター誕生秘話。
FORD F-150 RAPTOR
Produced by PANDEM
world wide new works
PANDEM *13
アメリカのSUV&トラックのカスタムを単に直輸入したわけではない。そのトレンドを誰よりも好む者たちが、自らの技術と感性を総動員してそこにひと捻りを加えたチーム・ニッポンの和製ラプターである。それは全米さえ唸らせてしまうような新鮮さに満ちていた。
フォードF-150に本気のチューニングを施したケン・ブロックのモンスターマシン
SEMAを中心にアメリカで盛り上がるSUV&トラックカスタム界のリアルな姿を切り取り、しかし単なる模倣はせず独自路線で仕立てたF150ラプターに出会った。
誰よりもアメリカ大好き。そしてアメリカン・カスタムに敬意を表する日本人たちが集って仕上げた和製ラプターである。PANDEMフルエアロとしてピックアップ系には珍しいブリスターフェンダーを用いたTRA KYOTOに、POKALホイールを中心として足まわりを煮詰めたチェックショップ、トーヨータイヤカラーにフルラッピングしたアートファクトリー・グラフィックス、そして全体をプロデュースしたエス・アンド・カンパニーなど。普段は車高をベッタベタにしたがる彼らだが、実際はアゲ系を作らせても上手い。この和製ラプターがたたずむ姿を見ると、そう感じずにはいられない。
忘れてはならないトーヨータイヤの存在がある。彼らと同じく日本発の大手タイヤメーカーであり、長らくアメリカのSUV&トラック市場を見据えた商品展開を行なってきたトーヨータイヤは、2018年からあらためて日本市場でのSUV&トラック用タイヤの普及を狙いを定める。その象徴としてこの和製ラプターが選ばれ、2018年の東京オートサロンに展示されていた。
足もとを支えるのはタフなマッドテレインのオープンカントリーR/T。このブロックが日本の地を踏みしめるとき、新たなトレンドが芽生える。
SUV&トラックブームの火付け役になるか!?
東京オートサロン2018に展示された際の名前は「TOYO TIRES RAPTOR type1」。カスタムカーコンテスト2018におけるSUV部門で優秀賞を獲得した。
トーヨー屈指のオフロードタイヤ
POKALホイールにトーヨー製マッドテレインのオープンカントリーR/Tが組み合わされる。タイヤサイズは37×13.50 R20となる。
日本の車検制度を見越したブリスター
前後ともに張り出したフェンダーやバンパーはPANDEMボディキット。敢えてゴツい雰囲気を抑えているので都会でも映えそうだ。フェンダーからタイヤがはみ出すようなこともない。
Modifications
EXTERIOR
PANDEM
FORD F150 RAPTOR Wide body kit
フロントバンパーサイド
フロントバンパーセンター
フロントリップスポイラー
フロントフェンダー
リアフェンダー
ランニングバーWHEEL
POKAL TYOTYRE
TOYO OPEN COUNTRY
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TOYO TIRES
Tel:0800-3001456
HP:http://toyotires.jp
Text |中三川大地 Daichi Nakamigawa
Photo |井上輝久 Teruhisa Inoue
カスタムカー完全ガイドvol.02
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