日本人がアメリカンスポーツカーと聞いて、頭に思い浮かべるモデルはある程度限られると思うが、シボレーカマロは、そんな日本人にとっては馴染み深く、代表的なアメリカンスポーツカーと言える。
そんなカマロだが、今回の記事では、日本では滅多にお目に掛かれない超希少な「カマロコンバーチブルZL1 6MT」をご紹介しよう。
初代カマロを彷彿とさせるネオレトロな外観
カマロはもともと、比較的安価で購入できるスポーツカーとして、アメリカの若者をターゲットに開発されたモデルで、国産車で言えばシルビアのような存在である。
日本に正規輸入されたのは、1970年に誕生した2代目カマロからで、国産車には無い大型なボディと、大排気量のエンジンは、当時多くの日本人から注目されたことだろう。
今回ご紹介するカマロは、5代目にあたるモデルで、太目のCピラーや大き目に張り出したリヤクオーターパネル、そして、フロントからサイドに流れるキャラクターラインなど、初代カマロを彷彿とさせるデザインになっている。
手軽なスポーツカーからハイパフォーマンスカーに進化
そんな5代目カマロの中でも、最上級グレードに位置するのが、今回ご紹介する「カマロコンバーチブルZL1 6MT」。
搭載されるエンジンは、6.2L V8 OHVとなり、この表記だけを見ればいかにもアメ車らしい、悪く言えば古めかしいエンジンと言えなくもない。
だが実際には、可変バルブタイミングや気筒休止システムなど、現代のエンジンでは当たり前になったハイテクメカを搭載し、それまで鉄の塊で頑丈さが売りのアメ車エンジンとは違いオールアルミ製となる。
この大排気量V8エンジンは、最高出力580ps/最大トルク76.9kgmを発生し、GMの開発陣からは、「フェラーリ458イタリアよりもハイパワーで、アストンマーチンのトルクを上回り、パワーウエイトレシオはポルシェ 911カレラGTSよりも優秀」という言葉が飛び出るほど。
もちろん、このエンジンスペックは、このZL1が発売された段階ではカマロ史上最強のスペック。
また、サスペンションのダンパー内部に鉄粒子を含んだ化学合成の流体を用いて、1/1000単位で路面状況を読み取り、瞬時にサスペンションの減衰力を調整する「マグネティック・ライド・コントロール」や、20インチのフォージド(鍛造)AWなども装備する。
どちらかと言えば、若者向けの大衆スポーツカーから、世界のスーパースポーツと真っ向から勝負できるハイパフォーマンスカーになったと言っても過言ではないだろう。
並行輸入だからこそ信頼のおけるショップで
ただでさえ日本では希少なカマロZL1だが、さらに驚くべきは6速マニュアルであるということだ。
この5代目カマロZL1は、当然日本にも正規輸入されてたモデルだが、すべて6速ATのみ。つまり、今回取り上げた「カマロコンバーチブルZL1 6MT」は、日本では販売されなかったモデルなのである。
さらにコンバーチブルともなれば、まず国内ですれ違うようなことはない。
日本に正規輸入されていないモデルを購入する場合は、並行輸入をしなければならないが、個人で輸入したとしても、日本国内で乗るためには、日本の法律、つまり保安基準に適合させなければならず、一般のユーザーが行うのはほぼ不可能。
中には輸入を代行してくれる業者もあるにはあるが、晴れて国内を走れる状態で乗り始めたとしても、万が一故障してしまった場合、一般の整備工場では整備することが困難である上に、正規ディーラーでは受け付けて貰えない可能性が高い。
つまり、今回の車両のように、希少なモデルを並行輸入する場合には、確かな実績があり、信頼を置けるショップで購入することが大切なのである。
購入からアフターケアまで頼れるプロショップ
今回協力してくれた「ディブルジャパン」は、ヨーロッパのプレミアムカーから軽自動車、さらには希少なインポートカーまで、多種多様な自動車のニーズに対応するプロショップ。
これから車を購入しようというユーザーは、一度相談に訪れてみてはいかかだろうか。もしかすると、それまで候補もなっていないような魅力的な1台に出会えるかもしれない。
問い合わせ
ディブルジャパン
TEL : 048-812-4890
http://www.dible.jp/
TEXT:Shingo.M