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スポーツモデルはワイドフェンダー率高し。
SEMA SHOW REVIEW #03
現在のビッグスリーの旗艦スポーツモデルは、GMがコルベット、FOMOCOがフォードGT、MOPARがバイパー。そしてポニーカージャンルではそれぞれカマロ、マスタング、チャレンジャーが凌ぎを削るという構図。その中で2016年に大きな動きを見せたのが(16年中にデビュー予定のフォードGTを除く)、第6世代へとフルチェンジしたカマロ。会場に多数の新型カマロが並ぶことも期待されたが、デリバリーが間に合わず、残念ながらメーカーブースに数台が並ぶ程度にとどまった。
そんな中で元気な印象を受けたのは、マスタングとコルベット。ともにモデルチェンジから数年が経過し、特にエアロパーツのバリエーションが充実した印象だ。また、2015年のSEMAではボディパーツでワイドフェンダーが大増殖。これはスポーツモデルに限らず、トラック系にも言える傾向だ。日本を発祥とするワークスブームの影響が大きいようだ。
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GENERAL MOTORS
新型カマロこれらはシボレー・ブースに展示されたコンセプト・モデル。デリバリーが遅れたため、残念ながらそのほかのブースで新型カマロを見ることはできなかった。
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MOPAR
一方、MOPARのチャレンジャーだが、カマロやマスタングに対してモデルチェンジが遅れており、徐々に注目度が下がりつつある様子で、モデルチェンジが待望される。
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FOMOCO
そんな中で独り勝ちの様相を呈していたのがマスタング。FOMOCOのメーカーブースを筆頭に、多くのメーカーがマスタング用パーツを奢ったデモカーを展示。さらに会場前の駐車場をFOMOCOが貸し切り、さらにその周囲をRoushやGalpinといったレース色の強い企業ブースで固めてマスタングなどで終日ドリフト走行を繰り広げていたことも効果大。走りのイメージを増幅させていた。スポーツモデルはワイドフェンダー率高し。
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