Domestic
走りを誇示。ライスロケット魂、健在
SEMA SHOW REVIEW #04
トヨタのカイル・ブッシュがドライブするカムリが、NASCARスプリント・カップでシリーズタイトルを獲得という偉業を成し遂げたのは記憶に新しい。それとはあまり関係ないであろうが、2015年のSEMAも2014年同様、JPN SPORTSのジャンルでは走りを重視したスタンス系のクルマ達が目立った。
高年式のエンジンをボアアップ又は大排気量エンジンにスワップ+大容量タービンのターボに変更といった様なチューンド・ハイパフォーマンス・モーターを載せ、ロケットバニーやLB☆パフォーマンス製のフェンダーキットでワイド化。
それにともないワイドなホイール&タイヤをチョイスして、レース系からフィードバックを受けた足廻りを合わせる。そんな組み合わせが多かった様に思えた。そんな中、AIR RUNNERやAIRREX製エアサスを用いて、ローダウンしてスタイリッシュに魅せるというスタンス系が多く存在していたのもJPN SPORTSの特徴であろう。
Domestic TOYOTA & SCION
NASCARスプリント・カップ・シリーズの覇者カイル・ブッシュのカムリやロケットバニーのボディ・キットを身に纏ったフォーミュラ・ドリフトマシンのSCION FR-S、フレデリック・オズボーが駆る、Scion tCなどの最新レースカーに負けず劣らず、赤い’93スープラは2JZ- GTE+ターボで744hpを発生する。Twins TurboMotorsportが製作。
Domestic NISSAN & INFINITI
NISSANではR35GT-R勢が多い中、SR20+ターボで500HPを発生するSR311やワイルドスピードのハン役、サン・カンが手掛けたロケットバニー+RB26DE の240Zなどの和製レストモッドの存在が際立つ。その他にもにも610ブルーバードの顔面をスワップしたLS3搭載のS14 240SX。
Domestic OTHERS
EVO Ⅷのレース用エンジンを積んだミラージュ、4ローター+ターボで1000 hpオーバーを発生するフォーミュラ・ドリフトマシンMX-5など、ハイパフォーマンス・エンジン+ワイドボディが2015年のSEMAスタンス系のトレンドのようだ。グレーのNSXはFXMDのフルキットを装着。
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