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若き感性で輝くランボルギーニムルシエラゴ【ワールドブレイン】

東京オートサロン2018の会場内には、さまざまなモディファイが施されたカスタムカーが並ぶ。そんな中、ひときわ鋭い輝きを放ち、多くの人の目を引き付ける1台のランボルギーニムルシエラゴ。

今回は、そんな存在感に溢れた「ランボルギーニムルシエラゴロードスター」と、誰もが憧れるスーパーカーを、若い感性でさらに魅力的な1台に昇華させたプロショップ「ワールドブレイン」をご紹介しよう。

 

 


若き感性と熟練の職人技

埼玉県越谷市にあるワールドブレインは、スーパーカーやハイエンドカーなどを中心とした車両販売と、カラーモディファイ、カーラッピングなども手掛けるプロショップ。

越谷市にある同社の敷地内には、ランボルギーニやフェラーリ、マセラティといった名立たるハイエンドカーやスーパーカーが並ぶ。その景色は圧巻の一言に尽きると共に、クルマ好きの男性ならば、誰もが心躍るであろう。

そして驚くべきは、スタートアップ(起業)から僅か3年という社歴と、代表の橋本憲太郎氏をはじめ、スタッフも皆20代という若さ。もちろんハイエンドカーを扱うショップだから年齢が高くなければならいなどということは一切ないが、これだけのハイエンドカーやスーパーカーを揃えるには、それなりの資金力と販売力がなえればならないことは明らかである。

なぜ若くしてこれほど成功しているのかについては、経営学の専門家ではないため言及は避けたいところだが、経営の素人である私から見ても、これはと思えるポイントがある。それは、若さからくる勢いと、熟練とも呼べる職人技。

若さからくる勢いとは、ただ無謀だということではなく、一種の覚悟にも似た強い気持ちの表れと言ってもいいだろう。その証拠に、代表の橋本憲太郎氏だけでなく、スタッフもすべて外車に乗っている。

「若いのに無理して外車に乗るなんて」と眉をひそめる大人もいるかもしれないが、「外車を扱っている以上、商品である車に乗っていなければ、その車の良さは伝えられない」「車は無理して買って覚えるもの」という感性は、言われてみればその通りである。

何かトラブルがあったとき、迅速に対処ができるスキルや、オーナーのどんな悩みにも応える知識と経験を養うには、自ら同じ車に乗るというのは真っ当な方法とも言える。

そして、熟練の職人技を持ったスタッフは、伸縮性が無く、広い面積を覆うのは難しいとされるメッキフィルムを、複雑なムルシエラゴのボディの曲線に沿わせていく。奥が深いラッピングにおいてこれほどの技量があれば、特別な1台を求めるオーナーから、絶大な信頼を得ていることは容易に想像できる。

この、若い感性と、熟練技とも言える技量があるからこそ、社歴やスタッフの年齢が若くとも、ここまで成長できた要因なのは間違いないだろう。

 

見るものを引き付ける輝きと職人技

シルバーメッキのラッピングと、フロント235/35R19、リヤ345/25R19というレクサーニのアルミホイールを纏ったランボルギーニムルシエラゴロードスターは、オートサロンの会場で写真を撮るカメラマンからしてみれば、「反射しすぎて難しい」という言葉が出るほど輝いていた。

先述したように、見事な職人技でラッピングされたボディは、もともとラッピングというモディファイ方法を知らない人が見たら、間違いなくメッキ塗装と見間違えるほどの出来栄え。

ラッピングとは、一見ただボディにシールを貼るのと大差ないように思えるかもしれないが、もともと平面であるシートを、ボディの曲線に沿わせ、さらに、ドアやフェンダーなどの継ぎ目を違和感なく仕上げるのはとても難しい作業なのである。

東京オートサロン2018のブースでは、スタッフによるラッピングの実演が行われ、迷いのない手さばきで、素早くかつ丁寧な作業が、多くの観客の視線をくぎ付けにし、作業が完了したときには、自然と観客から拍手が沸き起こるほどであった。

 

若い感性と、間違いの無い仕事で、多くの信頼を得ているワールドブレインは、これからますます目の離せないプロショップと言えるだろう。

 

TEXT:Shingo.M

 

 



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