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お手軽にイメチェン可能!新感覚の塗装技術、ラバーディップ塗装

愛車のカラーは、まるで服を着替えるようにカラーチェンジする時代へ

カスタムカー好きであれば、1度は愛車の全塗装、いわゆるオールペンを考えたこともあるのでは?しかし、いざオールペンをするとなると費用や時間、買取時の査定額の低下、そして何より1度塗ったら元通りに戻すことができないなど、悩んだ挙句、結局踏み切れないでいる人も多いはず。

そこで、東京オートサロン2017でも大注目であった新感覚のペイント方法「ラバーディップ/マジックディップ塗装」について、魅力や特徴などを紹介していこう。

今回「ラバーディップ.jp(ジェットストローク)ブース」には、多くの代理店を代表して計12台のラバーディップ塗装を施した車両が展示され、杉戸自動車が手掛けた「200系ハイエース スーパーGL」は、鮮やかなメタリックグリーンとゴールドに彩られ、それぞれの色分けはもちろん、なんとタイヤまでゴールドにペイントされ、ラバーディップ/マジックディップ塗装の魅力を十分に発揮している1台である。

ラバーディップ/マジックディップ塗装

このラバーディップ/マジックディップ塗装最大のメリットは、その気軽さ、手軽さである。車のボディに下処理をすること無く専用の塗料を吹き付けるという今までにない塗装方法は、もともとの塗装面にダメージを与えることなく施工できるため、飽きてしまったら剥がし、また違う色を塗装するというカラーチェンジが気軽にできてしまうのである。

もちろん、従来の一般的なオールペイントに比べ、格段に早く、そして、リーズナブルに施工することができる。また、用意されているカラーは、なんと120色を超え、ソリッド、メタリック、パール、キャンディーなど豊富なカラーラインナップを揃えているだけではなく、調色をすることオリジナルのカラーも可能とのこと。

そして、もちろんオールペイントだけではなく、ボンネットのみ、ミラーのみといったポイントカラーリングや、オリジナルロゴ、マークといったことにも対応し、ライトカスタムユーザーから、他人とは違うオリジナリティを追求したいヘビーカスタムユーザーまで幅広くオススメできる。

もう後悔しない!簡単に戻せるカラーリング

飽きてしまったら気軽に戻せないこと以外に、冒頭でも触れているように、買取査定の評価が落ちることを心配し、なかなかオールペイントに踏み切れないユーザーも多くいることだろう。

オールペイントや個性的なペイントを施した車の買取査定額が落ちる理由は、「あくまでそのオーナーの好みの色でしかないため、次の買い手がつきにくいこと」と、「ボディの修復跡などが分かり辛くなってしまい、販売後のトラブルに繋がる恐れがあること」などがあげられる。

そのため、ひと昔前までは、カスタムショップや板金業者にカスタム方法などを相談すると「乗りつぶす覚悟がないなら、下取りのときに戻せるところまでにしろ」と、言われることが普通であった。つまり、従来のオールペイントは、一度施工してしまうと、安易に純正状態に戻すことは不可能なのである。

しかし、ラバーディップ/マジックディップ塗装は、従来の方法で行っていた下処理(塗装をペーパーなどで削り落とす作業など)を必要とせず、もともとの塗装の上から施工することができるため、買取りや下取り時には、元の状態に復元する(剥がす)ことが可能で、従来のオールペイントと違い、もともとの塗装面へのダメージもほとんどないのである。

見た目だけじゃない意外な効果

個性的なカスタムを目的としたカラーチェンジ以外にも、しっかりと厚みのゴムの皮膜で覆うことになるため、スプレー型のプロテクションフィルムとして、高い効果を発揮する。走行していると飛び石はもちろん、ショッピングセンターの駐車場などでの気が付かないうちに付けられてしまう傷、または紫外線など、車のボディが痛み劣化する要因は無数に存在するが、ラバーディップ/マジックディップ塗装を施すことによりしっかりと保護することができる。

そのため、オールペイント以外に、ミラーやバンパーといった傷つきやすい部分の施工もオススメ、また、カラーチェンジではなくクリアーも用意されており、ノーマルのの色を活かしつつ、しっかりとした肉厚のラバープロテクションを施すことも可能なのである。

早い・安い・綺麗 三拍子そろったカラーリング

そして、このラバーディップ/マジックディップ塗装の特徴は、施工時間の短さと、低コスト、仕上がりの良さである。まず時間については、従来のオールペイントでは最低1週間はかかっていたが、ラバーディップ/マジックディップ塗装は通常2~3日という短時間での施工が可能とのこと。

また、カッティングシートやラッピングと違い、塗料を吹き付ける施工方法であるため、ラッピングでは避けて通れない継ぎ目ができることはなく、ラッピングやカッティングシートでは施工ができないような、複雑で細かな部分であっても施工することが可能なのである。

気になる価格についてだが、従来のオールペイントでは、どんなに安く見積もっても軽自動車で20万円程度、また、大型の車両に今流行りのマッドブラック(艶消し黒)などを施工する場合は100万円程度かかるが、ラバーディップ/マジックディップ塗装であれば、半分~1/3程度の低コストで施工が可能である。


問い合わせ:株式会社杉戸自動車
0480-32-3562
www.w-sugito.co.jp

rubberdip.jp

www.jetstroke.com


Text |tuners



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