Chris & His Tundra
#1_自然の中で思い切り遊ぶためのギアとして
J’s Brand Models from U.S.A.
北米モデルの逆襲。
日本市場では販売されないタンドラやタコマをはじめとして、いまや日本でも確固たる地位を築いているアメリカからの逆輸入モデルたち。北米モデルならではの魅力、そして個性。まずはアメリカのオーナーたちにその魅力を語ってもらった。
毎日の通勤と週末のオフロード遊びを両立
「ボクがタンドラを選んだ理由は単純にルックスの良さ、パワー、そしてあらゆる冒険に最適な安心感からです。ユーチューブで4WDのアドベンチャー系動画を見るのが好きなんだけど、例えばクルマが天井まで水に浸かってしまうような川に入っても、競技用車両でなければ絶対に登れないであろう急斜面でも、トヨタのクルマが難なく通り抜けていくシーンがあるでしょ。またTVのドキュメンタリー映像でアフリカのサバンナを走るハイラックスやランドクルーザーが魅せる、オフロード走破性とタフさは圧倒的。あの血統を受け継ぐタンドラとならどこまでも走って行ける、そう感じたんですよね」
そう力説するオーナーのクリストファー・ホルブロック、通称バズ君。彼はスノーボードとモトクロスバイク、タンドラでのオフロード走行を楽しむエクストリーム系32歳だ。「大きさもパワーも良いバランスで、肩肘張らずに乗れるカジュアルさがちょうどいい。前の愛車がカローラだったから乗り換える違和感もなくて」
バズ君がご覧の2017年型タンドラsR5オフロードを購入したのは2年前のことだ。当初はフルノーマルだったボディだが、カリフォルニアを中心としたあらゆるデザートや雪道を攻める度に、もっと激しい道を、もっとエキサイティングに!とステップbyステップでカスタムを重ねてきた。
「毎日の通勤と週末のオフロード遊びを両立させる時、ルックスを含めて現状が最もトータルバランスの取れた状態だと思います」。
そんなバズ君がタンドラで遊んでいる様子はインスタグラムで確認することが出来る。アカウントは@_buzzs_sr5_。
Christopher (Buzz) Holbrook
南カリフォルニアの水道局に勤務し、サンディエゴの住宅街を管理担当する32歳。スノーボードやモトクロスのトランスポーターとして、また日々の通勤の足としてタンドラを駆る。
2017 Toyota Tundra SR5
トヨタ製ピックアップに代々引き継がれてきた伝統の“SR5”を冠する、ベーシックでありながら充実の基本性能を備えた4WDモデル。5.7ℓV8エンジンは381馬力を発揮。現車はグリルとステッカーをTRD Pro仕様に変更。
健脚はタフでしなやかに。
前後共に3インチのリフトアップ。フロントサスペンションはビルシュタイン製のコイルオーバーB8 6112、リアはB8 5100ショックを搭載。ICON製18インチホイールには35×12.50サイズのヨコハマ・ジオランダーをセット。
必要最低限にして十分な光量を。
あまりガチャガチャとしたフォグランプの追加を嫌い、シンプルにまとめたボディ。LEDフォグはBulken Offroad製のバンパーに内包し、エンジンフードにはBaja Designs製を。ヘッドライトはSpyder Autoに交換している。
用途に合わせて簡単脱着。
タンドラでオフを攻める時はスペアタイヤをホールドし、モトクロスを運ぶ時は簡単に取り外しが出来るベッドラックは@welds_tacoのカスタムメイド。Rotopaxのガスキャリアには常に予備のガソリンを積んでいる。
林 剛直=文と写真