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「車上泊(ルーフテント)」簡易的なテントをルーフ上に設置して楽しむ

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ルーフテントで始める 「車上泊」

女性でも気軽に設置できて宿泊代もかからない、と現代的アウトドアライフで人気を呼んでいるのが「ルーフテント」。そこでここではルーフテントにまつわる素朴な疑問やオススメする最新モデルをチェックしていこう。

手軽さとコスト面に優れたルーフテントに注目

空前のアウトドアブーム、そしてコロナ禍の影響もあってか、ここ最近増えて来たのがクルマそのものに宿泊してしまうキャンピングスタイル。

なかでも簡易的なテントをルーフ上に設置して楽しむ「車上泊」(ルーフテント)は、各メーカーより様々なタイプのモデルやバリエーションが発売されており、最近ではソロキャンパー向けの軽自動車用などそのニーズは年を追うごとに拡大傾向にあるようだ。

そんなルーフテント最大の魅力は、例え小さなクルマであってもルーフ上に広々とした寝室スペースを作れること。また、通常のテントよりも遥かに簡略化されたその設置方法は、モデルによってはとてもスムースに、時間にしておよそ1分~10分程度で完成するという手軽さも女性やビギナーにとっては嬉しい限りなのである。

そしてもうひとつの魅力がコスト面。従来までアウトドアの中心であったキャンピングカーよりも遥かに安い価格で宿泊を楽しめるルーフテントは、例えクルマを買い替えてもそのまま使い続けられるというバリュー性も大きなメリットなのである。

現在、そんなルーフテントの種類は大きく分けて「タワー型」、「シェル型」、「ルーフトップテント型」の3タイプ。それでは早速、その特徴やニューモデルを紹介していこう。

オススメルーフテントはコレ!
トップテント型編

いまや膨大な種類が存在するルーフテントだけに「一体どれを選べば良いの?」と、頭を抱えているユーザーも多いはず。そこで今回は、各メーカーよりもっとも広いスペースが保てると人気の「トップテント型」を例にオススメモデル×3をピックアップ。

ARB カカドゥルーフトップテント

ARB カカドゥルーフトップテント

耐久性と軽量化を両立

高密度の単層押出フォームマットレスにより、テント重量を減らし、設置、撤去のしやすさにもこだわったというこちらは、オフロードパーツ界で世界的なシェアを誇る「ARB」がリリースしているトップテント型のルーフテント。

キノコ型形状の本体は通気性と自然光を高めるためにサイドウィンドウが設置され開放感も良好。キットには耐UV仕様のナイロン強化PVC収納カバーが付属している。

展開時テント内サイズ:1400mm(W)× 2400mm(L)×1300mm(H)
収納時サイズ:1450mm(W)× 1250mm(L)× 400mm(H)
総重量:59kg(ラダー含む)
株式会社アウトバック:www.out-back.jp

iKamper スカイキャンプMINI

iKamper スカイキャンプMINI

設営のしやすさがポイント

設営と撤去がどちらも1分以内という手軽さに加えて天井部分を開閉式とすることでオープントップを実現したアイキャンパー。

そのシリーズ最新作である「MINI」は、本体に通気性と耐水性のある綿素材を採用することで室内をオールシーズンドライに保ち、静寂性にも優れているのがポイント。室内のマットには低反発マットレスが標準で装備というのも嬉しい。

展開時テント内サイズ:2100mm(W)× 1450mm(L)× 1150mm(H)
収納時サイズ:1380mm(W)× 1450mm(L)× 320mm(H)
総重量:57kg
株式会社エムクライム:http://ikamperjapan.com

YAKIMA スカイライズ S

YAKIMA スカイライズ S

USメイドの人気シリーズ

本体重量が約42kgと軽く、構造もシンプルなので一人でも簡単に設置~収納ができるスカイライズはアメリカの大手ルーフラックメーカーヤキマ製。

先に紹介したトップテント型シリーズではややコンパクトといえるこのモデル(S)はカップルやソロキャンパーにもオススメだ。キットには昇降用のラダーや収納カバーが付属しており本体を含めた全てに防水加工が施されている。

展開時テント内サイズ:2100mm(W)× 1230mm(L)× 1260mm(H)
収納時サイズ:1150mm(W)× 1250mm(L)× 250mm(H)
総重量:57kg
YAKIMA:www.yakima.com

※各テントのサイズはメーカーによって表記方法が異なります。

そのほかの人気シリーズ

上で紹介したルーフトップテントに対してもう少しコンパクトに、少人数で車上泊を楽しみたいユーザーにオススメしたいのが、タワー型とシェル型の2タイプ。ここでは双方の特徴やメリットを解説しよう。

タワー型

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天井部分がフロアと均一に、垂直に上がりながら展開されていくタワー型(エレベーター型ともいわれる)は、ほかのタイプよりも全高に優れ、テント内で座ったり、くつろいだりしたいファミリーユースにオススメ。

また、ほとんどのテントが通気性の良い素材を採用しており、四方をこうした布地で覆われたこのタワー型は、夏場でも快適に過ごせるのもポイント。一般的なタワー型の展開方法は「付属のハンドルを回すだけ」というシンプルな構造を採用する。

シェル型

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横からの眺めがちょうど三角形になるルーフテントのことを総称してシェル型と呼ぶ。近年「ルーフテント中、最も手軽なタイプ」と人気が高まっているこのタイプは、ダンパー式や電動式の展開システムを採用したことで女性やソロキャンパーでも扱えるようなイージーさを実現。

ただしほかのモデルに比べてテント内のスペースが限られているので、テントは寝るスペースだけと限定し、とにかくコンパクトにアウトドアを楽しみたいというユーザーはこのシェルタイプを。


Q.テントの高さや重量制限はある?

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A.ルーフキャリアにはあらかじめ重量制限が決められているので、それに見合ったルーフテントを選ぶことが大切。また取り付け後は重心が高くなるのでコーナーやブレーキングにも注意を払うことが大切だ。

また、ルーフテント装着時は当然クルマの全高も高くなるので車検証の数値とテントの高さ(トータルの全高)を事前に把握してムリのない進路を心がけよう。

Q.取り付けに必要なパーツを教えて

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A.クルマの屋根にルーフテントを取り付ける際に必要となるのがルーフレールやルーフキャリアといったテントの土台となるパーツ。しかし、テントのモデルやメーカーによっては取り付け方法が異なっていたり、専用アダプターやブラケットが必要になるケースもあるので注意が必要。

ルーフテントを購入する際は「どんなルーフレールやキャリアが必要になるか」を事前にチェックすることを心がけよう。


竹下進悟=文

アゲ系 SUV&クロスオーバー

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