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G550 4×4スクエアード & G500カブリオ 2つの希少モデルの魅力

G550 4×4スクエアード & G500カブリオ、Gクラス、ゲレンデヴァーゲン、ECスペック

ECスペック G550 4×4スクエアード & G500カブリオ

歴代Gを乗り継いで来た オーナーからの究極の模範解答

アジア圏では日本のみで限定販売されたG550 4×4スクエアード。同じく、現行ラインナップから姿を消したことで、その存在価値が再認識されているカブリオ。この2つの希少モデルの魅力にさらなる磨きをかけるべく腕を奮ったのが福岡のトップビルダー、ECスペックだ。

1979年のデビューからおよそ38年。KING of  SUVとして、ファン達を魅了して来たメルセデス・ベンツGクラス。長きに渡るモデルライフの過程には、様々なスペシャルバージョンが企画・投入されて来たが、今回チェックした2台はその中でも特に際立った個性の持ち主。

まず1台目が2016年春に限定販売されたG550 4×4スクエアード。一見、ワイドフェンダーリフトアップのメーカーカスタム仕様のGか?という印象だが、パワーユニットやドライブトレインはまったくの別モノ。最大の特色はポータルアクスルと名付けられたハブリダクション式の駆動システム。これによりフロア下の突起物がほとんど無くなり、岩場やオフロードなどにおける走破性が大幅に高められている。ただし、パフォーマンスが超一級なら価格も超一級。発売当時の設定は標準のG550の2台分以上の3510万円。小山のような高さの車体はノーマルでも存在感は圧倒的であり、仮に幸運にも手に入れることができたとしても、ガレージに大事に仕舞い込みたくなるトコロだが、このクルマのオーナーはそこからさらに独自の個性を追求。カーボンボンネットやバルブコントロール機構付きマフラーなど、ブラバスのアイテムをメインとしたカスタマイズが行われている。また性能面についてもmcチップで約100psのエクストラパワーをプラス。全幅2mオーバーの巨体が轟音と共に走り去る姿は圧巻の迫力だ。

そしてもう一台。こちらはスパルタンな4×4スクエアードとは大きく雰囲気の異なるカジュアルなキャラクターの持ち主、カブリオ。Gクラスといえば4ドアロングボディが定番であり、ショートホイールベースの2ドア+オープントップという組み合わせは、ライフスタイルにおける洗練されたセンスと遊びゴコロが無ければ乗りこなすことはできないシロモノ。アイテムはマンソリーを基本としつつ、ディテールをECスペック流にブラッシュアップ。エクステリアだけでなくブレーキシステムもAMG G63用に変更するなど、文字通りスキの無い完成度を見せる。

ちなみにこの2台は歴代のGクラスを乗り継いで来た、筋金入りのGフリークとも言える人物の所有車両。最強の走りと卓越した優雅さ、その両方を極めたモデルをシーン応じて乗り分けられるとは何とも羨ましい話。さらにオーナー氏は次なる一手として、4×4スクエアードのタイヤを本格的なマッドレテレンタイプに履き替え予定とのこと。贅沢過ぎる(?)Gライフの終着点は、まだまだ先のようだ。



G550 4×4スクエアード、Gクラス、ゲレンデヴァーゲン、ECスペック

G550 4×4²

ツインダンパーユニットの採用により大幅なリフトアップが施された車高。これがストックの状態で、最低地上高は標準のG550に対し約225mm高められている。

G550 4×4スクエアード、Gクラス、ゲレンデヴァーゲン、ECスペック

ボンネットのパワーバルジ部分はブラバス、ルーフパネルはマンソリー。カーボンパーツを多用することで、ミスティックホワイトのボディに絶妙なコントラストをつけている。

8ホールの専用ホイールは一旦塗装の剥離を行った上で天面部分をグロスブラックに、スポークサイドをセミグロス(半艶)ブラック仕上げに。ECスペック流の味付けを施す。

フリップダウンするブラバスのエレクトロコントロールステップ

ドアを開けると自動的にフリップダウンするブラバスのエレクトロコントロールステップ。夜間用にLED照明を備えるなど、見た目のプレミアム感と実用性を両立。

ブラバス製エキゾーストシステム

カーボンシフトノブはマンソリー製

特注のカーボン/レザーのコンビタイプのステアリング。その奥に見えるパドルシフトのレバーもカーボンで統一。

AMG-GTやAMG-C63と共通のM176型V8 DOHC、4ℓツインターボユニットの性能を存分に引き出すべく、ブラバス製エキゾーストシステムを採用。カーボンシフトノブはマンソリー製だが、あえてロゴ無し仕様を特別オーダー。小さなパーツの一つ一つにも、オーナーのこだわりが反映されている。特注のカーボン/レザーのコンビタイプのステアリング。その奥に見えるパドルシフトのレバーもカーボンで統一。

PARTS LIST
<G550 4×4 スクエアード>
●ブラバスフロントフェンダーアドオンスポイラー
●ブラバスカーボンボンネット
●ブラバスリアバンパー
●ブラバスリアディフューザー
●ブラバスバルブコントロールエキゾースト
●ブラバスエレクトロコントロールステップ
●ブラバスLED エントランスモール
●ブラバススポーツパドルシフト
●マンソリーカーボンルーフパネル
● ECスペック オリジナルホイールカスタムペイント
●ブラックヘッドライト

G500カブリオ、Gクラス、ゲレンデヴァーゲン、ECスペック

G500 Cabriolet

ある意味、ロングボディよりもステイタス性の高さが感じられるカブリオ。フェンダーはG63用に変更。スペアタイヤカバーにはマンソリーのカーボンモデルを装着。

AMG-G63用のバンパーとマンソリーのリップを一体化

特徴的な薄型スクエアタイプのマフラーエンドもマンソリー製

AMG-G63用のバンパーとマンソリーのリップを一体化。リップはカーボンモデルを惜しげも無くシルバー塗装仕上げに。あくまでトータルバランスを重視している。特徴的な薄型スクエアタイプのマフラーエンドもマンソリー製。サイドステップはストックを活かしつつ、ボディ同色仕上げに。

22インチサイズのマンソリー・マルチスポーク

パープル塗装のキャリパー&ローターはAMG-G63用

22インチサイズのマンソリー・マルチスポーク。美しいフィンの輝きと、無骨なGのボディラインとの対比を狙ったオーナーのセンスは見事だ。スポークの隙間から見えるパープル塗装のキャリパー&ローターはAMG-G63用。ルックス面だけでなく機能面にも一切の妥協を排除。

センターコンソールのカーボンパネルやシフトレバーはマンソリー製

ステアリングは、カーボンとレザーのコンビタイプ

センターコンソールのカーボンパネルやシフトレバーはマンソリー製。ECスペックによると綾織りカーボンの「織り目」を合わせるのも、ひと苦労とのこと。ステアリングも4×4スクエアードと同様のスタイルで、カーボンとレザーのコンビタイプに変更。写真では見えないが、内装はオーダーメイドのデジーノ仕様。

PARTS LIST
< G500 カブリオ>
● G63用フロントバンパー
●マンソリーカーボンフロントリップ
●マンソリーカーボンテールカバー&テールライト
●マンソリーカーボンドアミラー
●マンソリースペアタイヤカバー
●マンソリーマフラーカッター
●マンソリー・マルチスポーク(22インチ)
● G63用ブレーキシステム(キャリパー パープル塗装)

問い合わせ:EC スペック
所在地:福岡市中央区地行3-26-62
TEL:092-406-1414
URL:www.ec-spec.jp

 

協力:EC SPEC
URL:www.ec-spec.jp

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ぶんか社



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