最新の定番スタイル
見た目の印象を大きく左右するホイールは、「レイズのTE37V 2016Ver.」で、フロントには7.5J+6(リム深さ56mm)、リヤには8J±0(リム深さ56mm)が装着され、その派手すぎないレーシーな佇まいは、硬派なイメージであるこのDR30に見事にマッチしており、その見た目はいかにも”走り”を意識させる仕上がりである。
このレイズTE37Vは、ボルクレーシングの中では最も深いリムを持ち、レーシーな旧車には定番のスタイルとも言えるが、2016年バージョンの同品は、最新の技術やデザインコンセプトが盛り込まれ、日本の旧車やスポーツカーステージのみならず、今、北米を中心に熱を帯びているネオクラシカルやスタンスのジャンルでも注目を浴びる。
ポイントを押さえたカスタム
そんな高性能ホイールからは、wilwood(ウィルウッド)製の対向4ポットキャリパーが覗く。
どんなにハイパワーなエンジンを積み、軽量なボディの車両であっても、確実なブレーキ性能がなければ、例えプロドライバーであっても安心してアクセルを踏み込むことはできず、本当に走るチューニングカーには、確実なブレーキチューニングが欠かせないのである。
そして、リスタードでは、ボルトオンで装着できるオリジナルの「Fブレーキウィルウッドブレーキkit」を販売している。
DR30は走れるスカイライン
見た目は純正のDR30のスタイルを大幅に変えることなく、走りを意識した硬派な仕上がりになっているが、左右のフロントシートはレカロのバケットシートに、足回りは車高調が組まれ、さらに走れる車両であることを主張する。
取材時のノスタルジック2デイズでは、残念ながら走行する姿を見ることができなかったが、ぜひとも、その走る姿を観てみたいと心から思われた。
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リスタード
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TEXT:Shingo.M
PHOTOS:TUNERS