キャンプギアをぎっしり積んで、全国各地のイベントやキャンプ場へ
今から6年ほど前にベンツ・Vクラスから乗り換えたという初めてのアメリカン・フルサイズバンは、コマーシャルグリル装着のフォード・E‒150。大量の荷物も積めて、プライベートでも仕事でも大活躍。想像以上に乗りやすく、大切なキャンプの相棒となっている。
Daisuke Akiyama & Ford E-150
横浜でキャンプギアの専門店『デバイスワークス』を営む秋山さん。もちろん自身もキャンプ好きで、仕事にプライベートに大活躍しているのがこの2014年型フォード・E150だ。以前はメルセデスベンツのVクラスに乗っていたこともあるそうだが、今から6年ほど前にパッセンジャーモデルながら、ブラックアウトした通称コマーシャルグリルを装着した姿が気に入り、地元のショップで初めてのアメリカ車としてE150を購入したという。
「フォードはフェデックスのデリバリーバンのような優秀な商用車のイメージが元々あったのですが、実際に乗ってみても信頼性が高くて、本当に壊れないですね。パーツが安いのでランニングコストもかからないし、仕事用として使うクルマとしても優秀だと思います」。
あえてサードシートも装着したままで、シート下の空間にジャストフィットするコンテナを配置し、シートを倒してできたフラットスペースに荷物を搭載。これでファミリーキャンプを楽しむ際はもちろん、仕事でキャンプイベントなどに出店する際も全く問題なく荷物を運ぶことができるという。
「都心で乗るにはかなり大きいですが、イベント会場やキャンプ場への長距離移動がメインなので、大きさは全然気になりません。むしろトルクがあるので、長距離クルーズはとても快適です。これまでは飽きっぽかったのですが、このクルマは今後も手放せなさそうにありません」。
日本では珍しいコマーシャルマスク
自ら「どちらかというと飽きっぽい」という秋山さんだが、このE-150は車検も3回目を迎え、「今後も手放せなさそうです」と話す。最も気に入っている部分はコマーシャルグリル。ブラックというだけでなくヘッドライトのデザインも異なり、上級グレードのクロームグリルにはない落ち着いた雰囲気が購入の決め手になったそうだ。
ストックハイトにアルミをセット
足回りは基本的にストックのまま。左右で長さの異なるサイドステップも健在。ホイールは18インチのFUEL D534 BOOSTをチョイスし、標準より若干太めの285/60R18サイズのTOYOオープンカントリーを組み合わせる。
必要にして充分なインテリア
インテリアも基本的にストックのまま。セカンドおよびサードシートはフルラットになるため車中泊も容易だが、普段はサードシートのみフラットにするだけで充分に広いスペースが確保できているという。
出し入れに便利なアイデアグッズ
フラットにしたシート下の空間にジャストフィットしているのは、航空機で使用されているアルミコンテナ。細かなものの出し入れに便利だという。そして、そのコンテナにジャストフィットするのが、秋山さんがプロデュースする『デバイスワークス』のキャンプギア・セットだ。
デザイナーが本業の秋山さんは、キャンプギアのプロデュースや販売も行っており、神奈川県横浜市にキャンプグッズ専門店『デバイスワークス』も構える。
Photo & Text:Daisuke Katsumura
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