問い合わせ:T-DEMAND
TEL:0776-60-2010 https://t-demand-japan.com
クーペタイプであるGR86のデザインに見事にマッチした、迫力ある前後キャンバー角とローダウンスタイル。T-DEMANDでは、ここまでのローダウンを実現しながら、スポーツカーであるGR86の持つ走行性能を犠牲にしないセッティングが施されている。
GR86のスタイリングと走行性能を両立
スタイルと走行性能を両立してこそ、その魅力を最大化できる。
限界までローダウンしたスタイリングを求めるオーナーは多いが、満足に走行できなければ意味はない。
スタイリングと走行性能という相反しがちなポイントを高次元で実現するべく、ネガを1つずつ丁寧に潰していくことがT-DEMANDの開発ポリシーだ。
ローダウンすることで、どうしても“バンザイ”してしまうリアのスタビライザーは、ピロカラーをオフセットしショート化したスタビリンクを新たに制作。10MのピロアウターケースとM12のボール部をミックした設計とし、耐久性と走行性能の両方を維持している。
オリジナルで制作された前後合計7種のアーム
T-DEMANDが製作したGR86には、前後合わせて実に7ヶ所もオリジナル製作のアームを装着。ローダウンというスタイルを追求しながら走行性能をスポイルしないためには、サスペンションシステム全体でのチューニングが欠かせない。
エアサスだけで車高を下げると、もともと純正の車高でバランスをとっていたアーム類では無理が生じてしまう。バランスが崩れることで運転が困難になるばかりではなく、動きに制約が生まれるため最悪破損につながるリスクもある。
GR86デモカーの足回りに投入されたプロアームは、ストラット方式のフロントにロワアーム、タイロッドエンド、スタビリンクの3点。ダブルウィッシュボーンのリアには、テンションアーム、トーコンアーム、ロワアーム、アッパーアームの4点で、その数は合計7点にものぼる。
GR86のトランクに納められた専用設計のエアタンク
GR86はクーペタイプのため、4枚ドアの車両に比べてエアタンクを搭載するトランクスペースに制限があるため、今回のデモカーには専用設計のハードラインシステムが設置されている。
ベースのシステムはT-DEMAND自慢のハードラインV8システムを採用しつつ、ややサイズダウンしたタンクを縦置きに配置。ピッタリとトランクに収まるデザインは、まさに機能美と言える仕上がりを魅せる。
効率よりも高い精度を優先することで左右対称を実現
T-DEMANDが作るプロアームは、完全な左右等長を実現している。調整するアームの寸法が左右で少しでも異なっていると、車高が変化しても狂わない綿密なアライメント調整をすることはできない。そこでT-DEMANDでは、パーツ作成時に使用する治具(ジグ)を1つしか用意していないのだとという。
通常パーツの形状が左右対称となる場合、生産効率をあげるため治具は左右別々に用意される。しかし、治具が2つあると治具そのものの精度はもちろんのこと、左右の寸法がわずかにズレる可能性を否定できない。
しかし、治具1つから左右のパーツを製作すれば、手間は掛かるものの必ず同じ寸法で製作することができる。製作するパーツの左右完全一致にこだわることで、定規やノギスといったブレやすい計測機器に頼ることなく、ロッド1回転、1ノッチという間違いのない方法で確実に左右のバランスを合わせることができるのだ。
GR86のスタイリングと走行性能を両立したい方は、是非T-DEMANDに問い合わせてみてはいかがだろう。
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TEXT:Shingo.M / Atushi.W