SEMAショーの会場は巨大な3つの建物から構成されている。向かって左から右にノースホール、セントラルホール、サウスホール。各ホールでは様々なジャンルが身を寄せ合うが、4WDコーナーは毎年サウス2階の全フロアを独占し、野外にも溢れ出る。つまり、最大スペース、不動の人気、SEMAショーの花形である。
Get over the rock
メインステージはオフロード!
世界最大級のカスタムパーツのイベントであるSEMA ショーに出展され、詰めかけたギャラリーから喝さいを浴びたGMC シエラ・クルーキャブ4WD。その後、CPLの手によって日本国内へとダイレクトインポートされ、ピックアップトラックのカスタムシーンに大きな影響を与えたのは記憶に新しいところ。そんな輝きを放ち続ける“本場の迫力”にフォーカスする!
CPL
GMC SIERRA CREWCAB 4WD
2014年のSEMAショーに展示されると、そのワイルドなスタイルで脚光を浴びた「GMC シエラ・クルーキャブ4WD」。迫力のボディと、細部にまでトレンドを反映させた衝撃的カスタムモデルは、埼玉県に拠点を構えるアメリカ車専門店『CPL SAITAMA』の手によって日本国内へとインポートされている。
今や日本でもピックアップトラックの定番カスタムとして主流となるリフトアップだが、このモデルの特筆すべきポイントはBMF製の22インチホイールをチョイスしているところだろう。リフトアップスタイルの場合、肉厚なオールテレイン、マッドテレインのどちらかを組み合わせるのが定番だが、既存のカスタムスタイルではせいぜい18インチがマックスとされていた。
ところが、このモデルでは22インチという大径ホイールをセレクトしたことで、タイヤの直径は37インチ(約940mm)と驚くほどの大きさへとモディファイされているのだ。タイヤ&ホイールの巨大さに加え、TFS製の9インチアップ・サスによってリフトアップが施され、キャビンは遥か上空にそびえ立ち、もはや脚立を使わなければ運転席に乗り込めないレベルへと達している。
ハイリフトなスタイルと共に、このモデルを演出しているアイテムが、n-FAB製の前後バンパーと両サイドの補強ステップ、ルーフのフロントとバンパーに設えたRIGIDのLEDランプを組み込んだフレームだ。ダートレースマシンを彷彿とさせる無骨なスタイルは、GMCシエラが秘める可能性を極限まで引き出している。
実際にステアリングを握ってみると、日本のグラベルや林道程度では破綻をきたすことはなく、快適なドライブが楽しめるほど懐が深い。
インテリアはブラックで統一することで、クールなイメージを漂わせている。Katskinのシートは、シートバックと座面のセンター部分をクロコダイル柄にすることでラグジュアリーさを演出しているのは心憎い。また、インナールーフにブラックのスウェード素材を使うことで、落ち着きのある空間へと仕上げられている。
世界中のカスタムフリークが注目するSEMAショーで、眩いほどの輝きを放ったGMCシエラ・クルーキャブ4WD。その迫力のスタイルは、日本のピックアップトラックカスタムのお手本として、今もなお大きな影響を与え続けている。
キャビンを見上げるほどのハイリフトスタイルは圧巻!
TFSの9インチアップ・サスペンションを組み込み、想像を越える地上高を持つカスタム・シエラ。フロントのメンバーにデザインされたTFSのロゴが存在感をアピールする。
22インチのBMF製ホイールが新しいOFFスタイルへの提案
BMF NOVAKANEの22インチ大径ホイールをインストール。ワイルドな6本スポークが迫力を演出。タイヤはTOYO M/Tオープンカントリー(37 × 13.50R22LT)をチョイス。
迫力のフロントフェイスはn-FAB + T-REXの名コンビ
フロントグリルはT-REXの「XMETAL」にモディファイされ、フロント上部と同様、RIGIDインダストリーのLEDランプを埋め込んでいる。前後バンパーはn-FAB製。
Custom Spec.
FTS リフトアップキット
N-FAB バンパー
Rigid Industries LED
BMF
BF GOODRICH
X-METAL フロントグリル
【問い合わせ】:CPL SAITAMA
Tel:049-571-5955
www.cpl.jp.net
Text|SEMA RULES
Photos|本間章悟
SEMA RULES
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