大阪オートメッセ 2018
日時:2018年2月10日(金)-12日(日)
会場:インテックス大阪
年々進化を遂げるカスタムトレンド
いまやエアロにローダウン、ベッドキットは当たり前。もう一歩踏み込んだカスタムが求められるハイエースのカスタムシーンにおいて、参考となるデモカー達を徹底リポートしてきた。
様々なカスタム手法を取り入れた個性派たち
オートサロン、オートメッセ、オートトレンドと年明けから大規模イベントラッシュが例年通り続く2018年。その中でもひと際ハイエースカスタムの率が高いのが、「大阪オートメッセ」だ。ハイエースを専門にカスタムするショップの率が他エリアと比較しても圧倒的に多い関西という土地柄もあって、2018年も個性的なカスタムハイエースが会場を盛り上げた。
中でも印象的だったのは近年流行りのファーストクラス仕様なる電動キャプテンシートを使ったラグジュアリーなインテリアカスタム。そしてウッドやサビ加工のエイジング塗装を駆使したDIYユニット「佐田工務店」の特注ハイエース。
音響システムにこだわったパーティフロア仕様やパワーリフトを完備した福祉車両に、職人のツールを効率よく積載するジョブエース、釣り専用に徹したものやデニムにこだわったインテリアなど、とにかく内装カスタムの進化が凄まじかった。
また、大口径にインパクトの強いデザインがトレンドとされてきたホイールも、リバイバルデザインが人気の兆しとなってきた印象。この履きこなしのセンスやインテリアカスタムのこだわりが今後のトレンドを大きく左右する要となってくるだろう。
CAR HOUSE ZERO【カーハウスゼロ】
カーハウスゼロ×エクステンドによる理想的な車高!
状況に応じて長さを変えることが可能になったことで積載時や乗車人数に応じて車高を最適化。オールマイティなショックアブソーバーをリリース!
FLEX【フレックス】
今話題のRENOCAシリーズとサビ感を演出するエイジングの競演!
他とは異なるコンセプトで独自のカスタムコンプリートを手掛けるFLEX。リノベーションカーに関してのみならず、新しいのに経年劣化でサビた雰囲気を醸し出す異色なハイエースに来場者も興味津々!
CRS【シーアールエス】
大阪らしくタイガースカラーで攻めるCRSのハイ&ロー!
レクサスらしいデザインのグリルにリフトアップ、ローダウンの異なる手法でそれぞれ制作したCRS。中でも上げに関してはオーバーフェンダーの形状やグリルガードまでリアルで本格的に仕立てていたのが印象的。
IFUU【威風】
新作エアロとホイールを引き下げての出展に注目の的!
超光沢鏡面切削リムを採用したAGAINST S9とIDENTITYの新作エアロを発表した滋賀県の威風。ブラックポリッシュ、ブロンズクリア、ブラックの極艶鏡面リムとスタイリッシュなエアロフォルムで注目を集めた。また4ナンバーのまま10人乗りの4列シートアレンジなども展開しておりハイエースユーザー達からも問い合わせが殺到中!
DIRECT CARS【ダイレクトカーズ】
完全釣り仕様や、アンティークなインテリアカスタムを提案!
釣り用ボートの積載に始まり、竿の収納や車中泊。その他釣り具の収納まで徹底した釣り仕様のデモカーは必見。その他、アンティーク調に拘ったシートカバーや化粧パネルなどを駆使したプレミアムフリーワゴンも注目を集めた。
ラグジュアリーなインテリアにパワーリフトや車椅子専用電動埋め込み式の固縛装置を装備した福祉車両も。
Ray Bros CarsよりオリジナルカスタムブランドTBRが始動。ボディキットとハイエース専用ホイールをリリース。
ボンネットからグリルまで独自の立体的デザインとアグレッシブなバンパー、ホイールの履きこなしがスタンスらしくてクール。
ワイドの広大な室内空間に間接照明を効果的に採用することで一層広々と魅せるインテリアカスタムも昨今のトレンド。
ラッピング系カスタムの中でも最近のトレンドは質感をアピールする素材。ボンネットのみの施工でもインパクト絶大!
Report & Photo・石井秋良 Akira Ishi
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