問≫PRO-STAFF
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ノーマルサスのまま5インチリフトが可能!?
Mercedes-Benz G-Class
Portal axle kit
ランクルやジムニーをはじめとする様々な四駆のリフトアップを手掛けてきた大阪の老舗、プロスタッフが自信を持ってオススメするポータルアクスルkit。発想の転換によって“理にかなった”独自の手法とその効果に迫る!
4×4に革命を巻き起こすか
LFTD EURO アゲ/ユーロ 02
四駆のリフトアップにこだわり続けるプロスタッフがモンスター級のG63AMGが披露したのは2020年の東京オートサロンだった。リフト量にして7インチアップを誇る孤高の存在感と、片側230mmのフェンダーによって超ワイド化された造形美は、日本国内のみならず、海外のメディアからも熱い視線が注がれた。
特筆すべきはそのリフトアップ手法である。従来なら位置関係の変更によってプロペラシャフトの角度補正や、ステアリングダンパーの変更およびラテラルロッドをはじめとする各パーツが盛り込まれるものだが、ボディアンダーはスッキリした印象。足回りを除くと、ごく一般的な上げ幅の40mmUPコイルに留まる。そのカラクリが肝となるポータルアクスルだ。
本来ならホイールハブから一直線に並ぶはずのドライブシャフトがホイールハブをストックしたまま5インチほど上方向へスライド。純正の足回りのままで約125mmもの上げ幅を稼ぐことに成功したのだ。利点はそれだけではない。ハブリダクションシステムの追加によってドライブシャフトとホイールハブの間に組み込む両側のTIBUSがワイドトレッド化を生み出し、本来ならリムの深いホイールかスペーサーを使用てオーバーフェンダーの出幅に合わせていく作業が不要に。さらにはデフの位置関係が上がる事で最低地上高を効率よく確保。美しくリフトアップするうえで理想形と言える手法は、G63のキャラクターと絶妙にマッチする。
スッキリした印象のボディアンダー
本来あるべき位置にデフやドライブシャフトが確認できないということは写真からも一目瞭然。リフト量が約150mmと言えば大人の拳ひとつ分、その恩恵は想像を絶する。
TIBUS OFFROAD ENGINEERRING
ホイール内にギアボックスを内蔵したリダクションハブを採用し、中心より上方向へドライブシャフトを接続。ノーマルながら乗り心地をスポイルすることなく約125mmのリフトアップが可能。
最低地上高約425mm超えは圧巻!
どれだけリフトアップを施しても、実際の最低地上高はタイヤサイズの外径UP数値の半分程度であり、車高の上げ幅=最低地上高UPとはならないのが現実。道なき道を走破するためには、タイヤ外径+約125mmの地上高UPは特筆物である。
JCW DESIGN G-01 1Piece FORGED
ホイールはモノブロックのJCWデザイン(22インチ:9/9.5/10/10.5J インセット0~45)。230mmワイドのドライカーボンフェンダーでツライチを生み出すのはポータルアクスルの賜物である。
足回りの構造が異なる旧モデルでも可能!
G550 4×4スクエアードでも採用されるハブリダクション。
軍用車両のハンビーや自衛隊の高機動車で御用達のハブリダクションシステム。旧モデルの足廻りだとその構造がより鮮明に見える。純粋に悪路走行で下廻りのヒットを避けるなら、最低地上高が高いに越したことはないのだ。
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石井秋良=文/写真
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