カスタマイズというのは料理に似ている。
最終的にどのようなものを作りたいのか? 材料はこれで足りるのか?
イメージを膨らませないといけない。基本ベースが決まれば、味付けにトッピングというところだろう。
今回紹介する「BMW E90 3シリーズ 」は しっかりイメージを作り、調理されたカスタマイズである。ではどうゆう内容なのか以下追っていこう。
オーナーは茨城県在住の川田さん。今年2018年4月21日にお台場で行われていた「インプスーパーカーニバル」にもエントリーされていたところをPIC。
購入して3年が経ち、現在も日々進化中であるとのこと。
ボディキットは「エナジーモータースポーツ製のEVO90.1」となる。そこへさらなるアクセントとして投入したのが、「nextinnovationのフロントアンダースポイラーとリアアンダースポイラー」である。全体的な重厚感に一石を投じた。
レーシーな雰囲気に合うように、ルーフはカーボンラッピング。福島県のプロショップ「CARAPP」による施行である。
そしてマフラーは「MCC Complete」によるワンオフで製作され、「グループMラムエアシステム/K&Nエアークリーナー」との相性もバッチリ。直6特有のトルクフルな太いサウンドが耳に心地いい。
しかしこのクルマで一番印象的に残るのはやはりヘッドライトだろう。オーナー本人も気に入っているという「f30風ヘッドライト」。この目元による視覚効果で一気に雰囲気がガラッと変わるのだ。
テールもLEDスモークで統一感がでた。
最後に足元。ホイールに「work グノーシスcv203 (F9j×19 R10j×19)」を採用。ブラックカラーによってシックでありながらもレーシーに活かす。
「kw車高調ver.2」で程よい硬さに収まり、ツライチセッティングにも余念がない。また「voing スリットローター」、「ディクセルブレーキパット」でしっかり制動にも力を入れた。
キャリパーが蛍光ピンクに塗装されているところにオーナーの遊び心が感じられる。
方向性によってはカスタムのテイストが大きく変わるBMWであるが、オーナーの基本コンセプトがしっかりしているため、絶妙な味加減で仕上げられた今回のE90。
今後もどのようなトッピングで変化を遂げるのか、今から楽しみである。
USER CUSTOM FILE No.001
2006y BMW 325i
OWNER
川田サン
TEXT & PHOTOS : TUNERS