BMW M3インディヴィジュアル仕様とモディファイ
その存在は知られていても、実際にはあまり見かけることのないBMWの新車オーダープログラム・インディヴィジュアル。さらに数百万円を投入してBMWインディヴィジュアルベースをカスタムするという贅沢、こんなM3セダン、ほかにはありえない!
独特な色合いのBMW F80M3。クリーンでシンプルなボディは他のF80M3とは全然違う雰囲気があるけれど、それもそのはず、これ、BMWのカスタムオーダープログラム・インディヴィジュアルでオーダーされた車両だから。
メルセデスならデジーノ、アウディならエクスクルーシブに相当するこのオーダープログラムを使うことで、外装色を好みの色を選べるし、内装も好きなレザーと色合いを選んで新車時に注文しているんだから、とにかく贅沢!
もちろんその対価も高額で、色をオーダー主の指定カラーに替えるだけで、新品のロレックス・デイトナが買えちゃうほどとか。
「インスタで海外の画像とか見てたら、スーパーカーに多いこの色がすごく気になり、フェラーリ430スクーデリアの純正色と同じGrigio Medioをインディヴィジュアルプログラムを使ってオーダーしました。太陽の光とか光線の具合で色が変わってすごくいい色です。写真撮るのは難しそうですけどね(笑)」と話すのは、広島・ユーバーブリックの溝下サン。
インテリアは、インディヴィジュアルで選べるホワイトのメリノレザーを、シートとダッシュボードロワー部分、ドアパネルに使用。レザーのシートには、フェラーリの内装で知られるデイトナ加工(デザイン)を入れたりと、こだわり満載だ。
オーナーの勢いはさらに続く。「Mとはいっても〝3〟シリーズのM3セダンに、M5が買えてしまうほどオーダー時に掛けました」と言う通り、ざっとクルマ全体を見てみると、BMW Mパフォーマンスのカーボンセラミックブレーキ、前後の一連のBMW Mパフォーマンスパーツ、LEDインジケーター付きステアリングなどを納車時点で盛り込んだ。となると、これほどスペシャルなF80M3は、ほかにはないハズ。
でもこのM3セダンインディヴィジュアルは納車の時点でコンプリート(完成)というわけじゃな買った。「どうしたらもっとカッコよく、気持ちよく走れるか」とオーナーは、モディファイで追求していく。