
ヨーロッパ車ファンの視点で見れば、チューナーとは、コンプリートチューナーのことを指す。BMWで言えば、ドイツのACシュニッツァーやハルトゲ、ハーマンなどで、こうしたチューナーは、独自のスタイリングとパフォーマンスをオリジナルのBMWよりも圧倒的に高めることで、コンプリートカーと呼ばれる特別なチューニングカーと作り出していた。
そしてここ日本においても、BMWを独自にリスタイリング&チューニングすることで魅力的なコンプリートカーを作っているブランドがある。それがエナジーモータースポーツによるエナジーコンプリートだ。
ベースカー BMW E64 650i
ENERGY COMPLETE EVO64.1

エナジーコンプリートの一番のポイントは、「新車」ではなく「ユーズドカー」のBMWをベースにコンプリートとして販売しているところであり、このエナジーコンプリート、カスタム好きのBMW乗りの中でどれくらい人気があるかとえば、これまでの10年間で累計2500台ほどが販売されているという事実。この数字を見たら、本家のBMWチューナーすら真っ青になるほどだ。

エナジーコンプリートの中でもとくに面白いモデルと言えるのが、BMW6シリーズカブリオレベースのエナジーコンプリートEVO64.1。サイドスカートとリアオーバーフェンダーでワイドボディとされ、5本スポークの21インチホイールをマウントすることで、都会や湾岸エリアをクルーズするのに最適なスタイリングとなっている。もちろんコンプリートであるから、ローダウンされたサスペンション、魅力的なエキゾーストサウンドを放つ4本出しのステンレスマフラーも備えている。
人目を惹きつけるスタイリング
エナジーコンプリートEVO64.1が走ると、とにかくひと目を引きつける。それも「変わったBMWのオープンカーが走っているな」という視線でなく「すごくカッコいい、ショーモデルのBMWが走っているな」という驚きの視線のよう。これは、製作クオリティーが抜群なことと、エアロスタイリングやホイールのデザインがトレンドを抑えていることもあって、BMWに興味がない人にすら魅力的に写るのだろう。
多様なホイールラインナップと存在感を強調させるマフラーエンド
エナジーコンプリートでは6種類のホイールが選べるが、EVO64.1に最もふさわしいのはインディヴィジュアルタイプ4の21インチ。フロント9.0J、リア10.5Jと深いリム幅を取っている。マフラーはエナジーコンプリートに標準で装備されるオーバルの4本出し。
メディアでも話題となった「EVO i8」も
昨年末に製作したBMW i8ベースのエナジーlコンプリートEVO i8は、海外のテレビや自動車雑誌に取り上げられるなど、コンプリートカーの中でも世界一スペシャルな”COMPLETE i8″として知られている。
EVO63.1/64.1(クーペ/カブリオレ)
ボディキット カーボンエディション ¥1,180,000
ボディキット スタンダードモデル ¥1,025,000
フロントバンパーキット カーボンED ¥490,000
フロントバンパーキット スタンダードED ¥400,000
サイドスポイラーキット ¥400,000
リアバンパーキット カーボンED ¥320,000
リアバンパーキット スタンダードED ¥265,000
トランクスポイラー ¥80,000
エナジーMS ステンレスマフラー ¥428,000
エナジーMS 可変バルブマフラー ¥678,000
Individual Type4 21インチホイール(F) ¥180,000
Individual Type4 21インチホイール(R) ¥195,000
Text |野口 敏夫
Photos|tuners
問い合わせ
エナジーモータースポーツ
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