ここ数年来、ホイールトレンドの中心的存在であるマルチピース・ディープコンケイブタイプのホイールは、ホイールのバランスを取るのが実は簡単ではない。タイヤショップのバランサーにかけてバランスウェイトを貼れば、「普通に」バランスを取ることができても、バランサーでは修正できない方向のズレにより、わずかな振動が出てしまうこともある(*一概にホイールのクオリティーの問題とは言えず、タイヤの精度や相性もある)。また極論してしまえば、ホイールの製造段階で精度が違う、つまり「当たりハズレ」でブレが出てしまうこともある。
そこでマルチピースではなく、モノブロックにして振動をなくせばいいのでは? という発想が出てくるけれど、そうなると余計、問われるのは製造時点での精度。そう「イイモノ」を作れるのは、先進的なエンジニアリングや製造機械を備えている大手メーカーだけってことになるのだ。
世界的なホイールマニファクチャーであるワークでは、精度に関してのエンジニアリング、製造設備、素材などすべての部分でハイクオリティーなホイールを作り出す体制は万全。ホイールを製造した時点でバランスが取れているような製造クオリティーを実現しているから、タイヤを取り付けた時にも、ウェイトを貼る必要がない、あるいはウェイトが必要となっても少しだけ、というレベルまで製造クオリティーを上げている。
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もう1つ、グノーシスFMB01というモデルは、インセット(オフセット)の自由度といった面でも凄すぎる存在・・・