平凡なハイエースから大変身
今回のカスタムは、T・S・Dのデモカー「はしぇがわ~くす」と同じ仕様にするため、ワークスボディキット以外にも、ブロックとショックを使用して車高を3インチダウン。
装着されるホイールは、TSDオリジナルのX-Threeで、フロントは19インチの10J、リヤは19インチの11.5Jという超極太サイズで、TSDのイエローレターが施される。
ここまで太いサイズのホイールを装着する場合、当然そのままではどうしてもフロントタイヤがフェンダーに干渉してしまうため、サンダーやジグゾーでカット。
さらにドアヒンジを延長するためにドアの切断が必要になるなど、やはりデモカーと同じ仕様にするためには、それなりの加工が必要になるのは仕方がないのであろう。
だがしかし、完成までにかかった時間は15時間で、これほどまでの作業が1日で完了するというのは、なかなかすごいと言える。
社外のバンパーやエアロパーツを、自分で取り付けたことのあるユーザーなら経験したことがあるかもしれないが、成型精度の悪い商品の場合、装着時にかなり微調整をしなくてはならず、装着には相当な手間がかかることがある。
もちろん、装着を行った長谷川代表をはじめとしたスタッフの腕もさることながら、それぞれのパーツの精度がどれだけ高いのかということが、装着に掛かった時間からも想像できる。
香港の街中では注目度も満点
ほぼすべてのパーツの装着が完了し、まだ色が付けられていない状態を見るとどのパーツが交換されているのかが良く分かる。
本家「はしぇがわ~くす」はすべてペイントでカラーリングされているが、こちらはラッピングで同色のアバルト500のグレーにチェンジし、めでたく香港でのワークス第1号が完成。
やはりここまで完成度が高く、手の込んだハイエースは香港でもかなりの注目のようで、街中で写真を撮られるのはもちろん、香港の雑誌にも取り上げられるほどの人気ぶり。
ボディーをカットすることに少々たじろいでいたオーナーも大満足の結果となったようだ。
世界から注目されるジャパニーズカスタムカー
近年、その品質の高さや、ハイセンスなデザインが高く評価され、日本のカスタムカービルダーが世界から注目を集めている。
今回の香港進出をきっかけに、日本が世界に誇るハイエースと共に、日本のカスタムカー文化が世界中に広がっていって欲しいものである。
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TEXT:Shingo.M