RULE TEH ROAD
Next trail for off-roaders
Jeep Section #006
JL Wrangler RUBICON
Produced by
TOP RANKAZ
まだまだ国内では少ないJLをベースに厳選したパーツでほどよくアップデート。現地を探求するショップならではのアプローチは昨今のシーンに相反するシンプル&クリーンな佇まいでオフロードファンを魅了する。
国内で新型ラングラーのデリバリーがアナウンスされ間もなく1年が経過する。しかしその人気の一方でまだまだ実際のクルマを街中でみる機会は極めて少なく、つまり未だ希少価値の高い憧れの車として君臨するのが「JL」というモデルなのだと思う。よってカスタムともなればやはり北米シーンが数歩リード。そんななかいち早くJLを、しかも潔く左ハンドルのルビコンを輸入してアップデートを施したのがここで紹介する1台である。
「なるべく北米シーンを意識しつつ、ストリート〜オフロードまで対応できるスタイルを目指した」という製作ショップ(トップランカー/京都)によると、全てのパーツはUS直輸入の最新モデルとし、厳選したブランドのみを使うことにこだわったという。そのルックスは頻繁に渡米を繰り返すショップならではだろう。例えばサスペンションは現地のオフロードシーンで名高いKINGショックからブラックフィン仕様となるリザーブタンク付きを採用し、合わせてバンプストッパーまでを同ブランドで統一。リフトアップに起用するのはロッククローラー製の2.5インチキットであり、これに伴いスウェイバーから各ロッド周り、リンクバーまでがヘビーデューティーなイメージへと一新されている。さらにホイールはUSプレランナー、オフロードシーンで名高いMETHODから本モノのビードロックモデルを選択。合わせるタイヤはNITTOとなり、車格〜リフト量のバランスを見つつ37インチという絶妙なハイトが足元を飾る。
続いて人気のLEDアクセサリーにはリジッドから2018年モデルのラディエンスシリーズを。トップランカーのお家芸であるポイズンスパイダーの前後バンパーを採用するなど、あくまでサラリとそれぞれのパーツたちが自然に、違和感なく全体に馴染んでいることが改めてわかる。つまりそれは昨今のジープカスタムにありがちな「とにかくたくさんパーツを取り付ける」風潮に逆行するシンプル&クリーンな佇まい。そろそろ国内で新型が出回る今だからこそ、JL+αでサラりと個性を演出するのも悪くない。
足元を飾るリアル・ビードロックリム
シンプルな外観という一方、足元のセットアップへはホイールとタイヤをビードリングで固定する(=ビードロック式)ハードコアな手法が選ばれている。タイヤはNITTOトレイルグラップラー37×12.5インチ。ホイールはMETHODの105(+V3)となる。
ブルーのアルマイトがレーススペックを誇張
前後のショック、バンプストッパーにはUSのオフロードシーンで絶大な人気を誇るKINGよりJL用の上級モデルを惜しみなく投入。37インチのタイヤサイズに合わせたリフトアップは2.5インチとなりスウェイバー〜リンケージをロッククローラー製で統一。
迫力のフロントを演出するバンパースワップ
前後バンパーはトップランカーが得意とするポイズンスパイダー製のクローラータイプに変更。フロントにはWARNウインチを組み合わせ、フォグ部をBaja Designsで固めている。
ルビコングレード=赤いインパネがアクセント
インテリアはストックをキープ。シフトノブ奥手にあるデフロックスイッチと赤いインパネがルビコングレードの特徴だ。
equip list
TIRE & WHEEL
METHOD RACE WHEELS
105 Beadlock+V3 Beadlock Ring 17×9-38
NITTO Trail Grappler 37×12.5 R17
SUSPENSION
ROCK KRAWLER SUSPENSION
JL 2.5 X Factor
EXTERIOR
POISON SPYDER
Crawler Front Bumper+JL Crawler FrontSkid
Crawler Rear Bumper
Frame Mounted Tire Carrier
WARN
WARN ZEON 10-S
RIGID INDUSTRIES
Radiancepod
問い合わせ:TOP RANKAZ
Tel:075-983-9161
HP:www.toprankaz.com
Text:Shingo Takeshita Photo:Kenji Isebaba
Traxtion4[トラクション・フォー]
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