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JLエボリューション。ジープ・ラングラー学習帳
RULE TEH ROAD
Jeep Section #002
ジープを超えたジープ、最強ラングラーの素顔に迫る
Jeep Wrangler Unlimited Sport
本格オフローダーの代名詞ともいえるジープ・ラングラー。2018年に11年ぶりとなるフルモデルチェンジが実施され、「JL」と呼ばれる新型に生まれ変わっている。
先代からの変更点は多岐にわたる。エンジンラインナップは従来の3.6ℓNAに加え、2.0ℓ直4ターボを追加。パワーアップだけでなく、弱点とされる燃費性能の改善も果たした。5速から8速へと進化したオートマチックトランスミッションとの組み合わせで、従来以上の滑らかな加速も実現。サスペンションの基本構造は変わらないが、剛性アップやセッティングの見直しなどによって、リジットサス独特のバタつき感が抑えられ、操縦安定性や乗り心地も向上。
ボディサイズはわずかに拡大し、ホイールベースも延長。その結果、居住空間が拡大し、快適性もアップ。また、ホイールベース延長にもかかわらず、従来よりも小回りが効くようになっており、都市部などでの使い勝手も良くなった。加えて、ドアやウィンドシールドフレーム、スイングゲート、フェンダーなどに高強度の軽量アルミニウムを新採用したことで、90kg超の軽量化も果たしている。
新型JLは、ジープが「FCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)」の一員となってから初めて発表するラングラー。デビュー前は「イタリアの血が入ったラングラーはどうなってしまうのか?」と懸念する声が聞かれたが、フタを開けてみれば、ラングラーの力強さや伝統をしっかり守りつつ、洗練されたエクステリアや、質感高く使い勝手の良いインテリア、先進安全装備の充実など、従来のファンも納得する全方位での進化を実現。発表と同時にヒットモデルとなった。
なお、日本市場への正規輸入モデルとしては2019年4月現在、3タイプをラインナップしているが、2019年5月には、シリーズ最強オフロード性能を誇る「アンリミテッド・ルビコン」(4ドア)が発売される予定だ。
LINE-UP & SPECIFICATIONS
Sport(2ドア/3.6ℓNA)※Sportは受注生産となります。
1941年に誕生した初代ジープ・ウィリスを彷彿させる2ドア&ショートボディのモデル。START&STOPシステム、Apple CarPlay / Android Auto、パーキングアシストなど、先進テクノロジーも充実。
Unlimited Sport(4ドア/2ℓターボ)
日本市場で高い人気を誇る4ドアグレード。パワーと低燃費の両立を実現した新開発2ℓ直4ターボを搭載。先代よりも快適性がアップしたリアシートや、最大容量2000ℓという巨大なカーゴルームも魅力。
Unlimited Sahara(4ドア/2ℓターボ)
ボディ同色オーバーフェンダーや18インチアルミホイールをはじめ、ヒーター付きレザーシートやステアリングホイール、8.4インチ大型ディスプレイなど、充実装備が特徴の上級4ドアグレード。
EXTERIOR
洗練されたディテール
モダンな3D形状となったボンネットフードには、ターボエンジン冷却用のグリルが備わる。大型化したボンネットのヒンジや、厚みを増したバンパーも、より洗練されたフォルムになった。
形状変更で空力性能が向上
先代よりも角度を寝かせたウィンドシールドや、上部をわずかに傾斜させたグリルなどで、ボディまわりの空気の流れを最適化。空気抵抗の低減だけでなく、静粛性の向上も実現。
デザイン・機能ともに向上
ステー部分が短くなり、力強さを増したデザインとなったドアミラー。ブラインドスポットモニターやリアクロスパスディテクションによる警告では、ドラミラー上のアイコンも点灯。
洗練された伝統の7スリット
ラングラー伝統の7スロットグリルは、より立体感のある洗練された形状に。ヘッドランプにLEDライトを採用(アンリミテッドサハラ)するなど、先進感もアップ。
細部に至るまで変更されたボディ
サイドステップもストレートで幅広な形状となるなど、新型では細部に至るまでデザインをリファイン。フェンダーなどの一部外装に高強度アルミが採用され、軽量化も実現。
経済的なレギュラー仕様
使用燃料は財布にやさしい無鉛レギュラー。タンク容量は「スポーツ」が66ℓに対して、車重の重い「アンリミテッドスポーツ」と「アンリミテッドサハラ」が81ℓとなっている。
後方確認がさらに安心に
フルサイズスペアタイヤをホールドするブラケットには、バックモニター用のカメラが装備されている。先代よりも高い位置に変更されたことで、さらに安全な後方確認が可能となっている。
リアもシャレたデザインに
より現代的なデザインとなったテールランプ。「スポーツ」と「アンリミテッドスポーツ」はハロゲンランプ、「アンリミテッドサハラ」ではLEDランプが採用されている。
すっきりフォルムが魅力
先代では武骨さが印象的だったリアバンパーは、スマートで立体的な形状に。左右両端に備わるバックランプの位置は日本向け仕様で、本国ではスペアタイヤの下に位置する。
充実のセーフティ&セキュリティ
バックギア時に後方を横切る車両や歩行者の存在を警告するリアクロスパスディテクションをはじめ、ブラインドスポットモニター、アダプティブクルーズコントロール、前面衝突警報なども用意。
TIRE & WHEEL
タイヤ&ホイールは2タイプ
「アンリミテッドスポーツ」と「スポーツ」は17インチアルミホイールとオールテレインタイヤ、「アンリミテッドサハラ」は18インチ+オールシーズンタイヤが装着される。
INTERIOR
使用性も向上したインテリア
水平基調デザインが印象的なダッシュボードが採用されたインテリア。スマホなどを接続できるUSBポートや12Vアクセサリー電源アウトレット、オーディオジャックなども設置され、使い勝手も向上。
5速から8速へ進化したAT
先代では5速だったATが8速に。スムーズで素早いシフトチェンジを実現しながら、加速性能の向上や燃費の低減、軽量化なども達成。トルクも増強し、牽引能力のアップにも貢献している。
調整機能向上&切れ角アップ
電動油圧式パワーステアリングはチルト&テレスコの調節機構を搭載。ステアリングの切れ角の拡大により、先代よりも小回りが効くようになり、都市部での走行も快適に。
視認性にすぐれたメーター
二眼タイプのメーターパネル中央には、車両データがフルカラーで表示されるディスプレイを装備。データは、ステアリング上のスイッチでスムーズにスクロールできる。
大型フルカラー高精細タッチパネルモニター
8.4インチのタッチパネルモニターは、ヒーターコントロールやナビゲーション、バックカメラなどに活用され、スマホを接続すれば「Apple CarPlay」や「Android Auto」にも対応。
高音質なサウドシステム
出力552W・12チャンネルのサウンドシステムで音楽を高音質で楽しめる。スピーカーは頭上のスポーツバーにも備わっており、オープンエアとともに音楽を味わうことも。
乗降性向上の小変更も実施
助手席前方のインパネ下には、大型のアシストハンドルを装備。また、前席に加えて後席にも、乗降性を向上させる大型のアシストグリップがピラー部に追加されている。
快適なフロントシート
「スポーツ」系がファブリック、「アンリミテッドサハラ」ではシートヒーター付きのレザーシートを採用。高さ調節機能と運転席マニュアル2ウェイサンバーサポートを全グレード装備。
後席の快適性も向上
先代よりも背もたれの寝かせ角度が大きくなり、座面の大型化と合わせ、座り心地が格段に向上している。ヘッドレストが可倒式のため、運転席からのバックの際の運転視界も良好だ。
ドア開閉にも新機構を追加
ドア開閉部のストラップは先代通り。ただし新型では、前席・後席ともに、乗降時にドアから手を離しても一定の位置でホールドされるストッパー機構を新採用。
圧倒的な開放感が楽しめる
着脱可能な3ピースモジュラーハードトップは、軽量化に加え、ロックレバーの変更などで脱着操作がさらに容易に。走行時の横転事故から乗員を守るスポーツバーも装備。
LUGGAGE ROOM
圧倒的大容量を誇るラゲッジルーム
先代よりも容量が拡大したラゲッジルーム。4ドアモデルでは、リアシートを倒せば、後席空間と合わせて最大約2000ℓの広大なカーゴルームとして使用可能。広い開口部やフラットな床面などにより、荷物の積み下ろしもしやすい。
ユーティリティも抜群の充実度
4ドアモデルのリアシートは、左右6対4の分割可倒式を採用。ラゲッジには床下収納も備わり、ふだん利用しないものをしまえば、室内をスッキリ使える。ドアネットや多機能カップホルダー、小物入れなどのアイテムも充実。
ENGINE
3.6ℓに加え、2ℓターボもラインナップ
エンジンには、2種類のユニットをラインナップ。数多くの受賞歴を誇る3.6ℓV型6気筒エンジンは、従来よりも燃費性能を23%改善。新開発の2.0ℓ直列4気筒ターボエンジンは、直噴方式を採用することで、V6に引けを取らないパワーを発揮しながら、直4ならではの低燃費性能を備え、排ガスの低減や軽量化も実現。
4×4 SYSTEM & OTHERS
多彩に使えるフルタイム4×4
電子制御センターデフを搭載し、手動でレンジ切り替え可能な「セレクトラックフルタイム4×4システム」を搭載。パートタイム4×4に加え、自動的に前後輪のトラクションを配分して、オン・オフロードを問わず4×4が使用可能なフルタイム4×4「4HAUTO」モードを装備。ラングラーイメージとトータルコーディネートした小物類も。
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Text:Toshio Suzuki
Photo:Yasuhiro Yamada
Traxtion4[トラクション・フォー]
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