贅沢な作りのメルセデス・ベンツSクーペを
メカメカしく艶かしく作り上げる
無駄に作りが贅沢で、そこがめちゃめちゃカッコいいメルセデス・ベンツのSクラスクーペに注目してみたい。全長5025mmというドでかいSクラスボディなのに、ドアが2枚しかない、クーぺボディでリアシートの居住性はあまりよくない、AMGじゃないのにメルセデス-AMG GTのようなスペシャルなモデルより車両価格が高いなどなど、実用的なこと言っちゃうとダメ出しされる部分多数で、メルセデスらしくないクルマなんだけど、でもそのぶん、お金持ちが重視する質感の高さと言ったら、実用的なネガなんか気にならないほどハイレベル。
で、これをイジるとなると、ここでも王道、フットエリアの充実がポイント。新車ではコミコミ2000万円前後もするハイエンドメルセデスにふさわしいモディファイが制作者に求められるし、オーナーがこだわったのはそうした価値観の部分だ。