純正ホイールからカスタムホイールになぜ交換するのかと問われた場合、あなたは何と答えるだろう?
軽量化による走行性能の向上?はたまた、他人とは違う個性?
サーキットで限界走行をするわけではないストリートチューンにおいては、その両方を求めることになる。
今回ご紹介する「Haila Diamond(以下ハイラダイヤモンド)」は、デザイン性、個性、基本性能のすべてを高次元で融合させ、誕生してまだ間もない新進気鋭のホイールブランド。
この記事では、東京オートサロン2018での模様も含め、ハイラダイヤモンドの魅力に迫ってみたいと思う。
高い技術力とこだわりが光る「LC500」
同社オリジナルの車高調と共に展示されていたThree-S DesignのLC500は、少々上品ないでたちでありながら、只者ではない雰囲気を醸し出す。
もちろんLC500がもともと持っている存在感もあるのだが、絶妙な高さに下げられた車高と相まって、足元に重厚感を与えるハイラダイヤモンドオリジナルホイール。
すべて日本製にこだわったというこのホイールは、鍛造2ピースで、あえて表面に切削加工の跡を残し、奥行き感のある輝きを見せる。
高い加工技術によりエッジの効いた太目の6本スポークは、LC500の持つラグジュアリーとスポーツという2つの要素に見事にマッチ。
パッと見のデザインに奇抜さは無くとも、筋肉質な高級感を見事に演出し、ハイクラスな本物を求めるユーザーにはぴったりなホイールに仕上がっている。
サムライの国ニッポンから送り込まれた刺客「SL500」
先述したLC500と同じく、Three-S Designが手掛けた、メルセデスベンツSL500は、大人し目なLC500 から一転して、ピンクに塗られたボディカラーと、ワイドボディというド派手は仕様。
装着されたハイラダイヤモンドのホイールも、ゴールドカラーで高級感のあるデザインで、ド派手なボディに負けることの無い存在感を放っている。
東京オートサロンの会場内で、直接お話を伺ってみたところ、実はこのSL500、UAE(アラブ首長国連邦)のドバイで行われた、カスタムカーの祭典、カスタムショーエミレーツにも出品した車両とのこと。
フェラーリやランボルギーニなどのスーパーカーが走り回り、日本以上にカスタムカー熱がアツイと言われることもあるドバイ。
そんなドバイのお金持ち達に向け、「控えめだと思われがちな日本人でも、ここまでできる」ということをアピールするためにあえて制作したとも話してくれた。
傍らに置かれた「井伊の赤備え」を彷彿とさせる甲冑とともに、日本から来たカスタムカーであることをアピールすることに成功したという。
「本物」を使う「遊びごころ」
東京オートサロンの展示ブースのおくには、目線の高さに持ち上げられ、ひときわ目を引くピンクゴールドのホイールが置かれていた。
ホイールその物のデザインや、ピンクゴールドにカラーリングされた美しさもさることながら、注目してもらいたいのはセンターキャップ。
なんと、正真正銘本物のダイヤモンドが埋め込まれているというのだから驚きだ。
ダイヤモンドを埋め込むための台座部分は、丁寧に削りだされたもので、金メッキが施され、誰が見ても2度見してしまうほど、本物の高級感を持っている。
ショップの方にお話を伺ったところ、制作したのはこの1つのみで、売れることは期待していないのだとか。
本物のダイヤモンドにワンオフで制作された金メッキの台座とくれば、ホイールではなく、装飾品や宝石のように高価であるのはご察しの通り。
もしかすると、そんなホイールを購入するお金持ちが現れるかもしれない。
しかし、大切なことは、本物を使用して、本気で遊ぶことであり、それこそが、新進気鋭のホイールブランド「ハイラダイヤモンド」の魅力だということである。
問い合わせ
info@haila-diamond.com
http://haila-diamond.com/
https://www.facebook.com/haila.diamond/
TEXT:Shingo.M
PHOTOS:TUNERS