取材協力:ミストラル
TEL:03-5566-0259 URL:https://maison.mistral-co.jp/
G350d Heritage Edition
Maison Mistral Narrow Design
W463の最終モデルに与えられている最新の安全対策であるセンサリング機能を、いかにクラシカルスタイルを演出するパーツに移植するか。そこをとことん追求しているのがミストラルのモノづくりである。
快適性を損なわずにクラシカルスタイルを存分に楽しむ
クラシカルな佇まいが理想的なGクラスというよりは、ゲレンデヴァーゲンと呼ばれていた時代のモデルを追い求めているオーナーにとってMMNDのキットはドンピシャなアイテムであると思う。W463の最終モデルの快適でパワー十分なメカにカリスマ性の高いスタイルを手に入れられる。そんなキットがある時代が何とも羨ましく感じる。
発想は単純なようだが、単に時代を遡るだけの簡単な話では決してないと言う事だ。初代W460がデビューして、W463の最終モデルが発売された2018年との時間差は実に40年!その間奇跡的に基本構造の変化を持たず来れたクルマがGクラスである。しかし、時代に即した装備は進化し続け、車体にそのギミックを搭載しなければ車検さえ通らない。
そのもどかしさをMMNDのキットはストレスなく解消に導いてくれる。痒い所に手が届くその気付きがユーザーに感じられる夢のようなキットなのだ。クラシカルな雰囲気を高めながら自分だけのGクラスに作り上げていく楽しみをミストラルは叶えてくれる。
とても色鮮やかなチャイナブルーのヘリテージモデル。このクルマとMMNDのスタイルが重なった時の相性は抜群であり、街を走っている姿を見て、思わず視線がいってしまうくらいに魅せられるオーラを放っている。
ゲレンデのテイストと、最新ディーゼルエンジンの冷却機能を両立するフロントマスク。
このフェンダーの切り込みのデザインの意味が、元来のこのクルマに課せられた役割なのだ。
細かなこだわりは、分割バンパーの間にある純正ステップのパイプの両端。ここはそもそもが穴があいたままなのだが、ミストラルではそこに専用の樹脂キャップを独自で用意している。
元々ついていたサイドミラーを外すと配線の穴があり、プロフェッショナルミラーの台座だけでは隔離きれない為、ボディと台座の間に専用のプレートを製作している。
Text:編集部
Photo:犬塚直樹