WRAP-TECH × P.G.D
希望のボディカラーを手に入れる「ラッピング」という選択
Gクラスを購入する時、「好みのボディカラーがなくて……」などという話はよく耳にする。だったら希望の色に変えてみたら? もちろん、とはいえオールペイントはなかなかハードルが高い。では、こんなメソッドはいかがだろう?そう、「ラッピング」だ。幅広い色やパターンが選べ、しかもキズや日焼けを防止する効果もあり。リセールも心配なしだ!
ベース車両は2004年式G500。AMGルックにモディファイしたP.G.Dのデモカーだ。元のボディカラーはシルバーだが、今回はアジアで唯一の“マラカイトグリーン” にラッピング。
今回のラッピング作業は「P.D.G」はじめ、全国のラッピングショップのコミュニティである「ラップテック」のメンバーによって行われた。各エクステリアパーツを外し、細部まで徹底的に“ラップ” する。
「 ラッピングの魅力は剥がして、元に戻せること。だからリセールに影響はありませんし、むしろボディにキズや日焼けも発生しないので、良いコンディションもキープできます」
今回お世話になった『P.G.D』CEOにしてラップエキスパートの大塚真さんは語る。『P.G.D』は全国のラッピングショップのコミュニティである『WRAP-TECH(ラップテック)』のメンバー。ラップフィルムの取り扱いは欧米の全5メーカー、各メーカーが100色以上のカラーを揃えているという。さらに色の組み合わせやデカール、グラフィックのオリジナルデザインも『WRAP-TTECH』の得意とするところ。個性も一際、輝いてくるはずだ!
ラッピング作業は事前にユーザーと色やデザイン、予算を打ち合わせしたうえで開始。パーツの脱着など、どこまで細かく作業するかで予算は異なってくる。実作業はまず、ボディを徹底的にクリーニング&脱脂、そしてフィルムの貼り込み。フルラッピングで、作業時間はおおよそ1週間、みていただければ確実とのこと。ちなみに今回のGクラスは、プレミアムなフィルム使用、細部までの施工で、予算は120万円ほど、とのことだった。
今回、施工を行っていただいたのは「WRAP‐TECH」メンバーの皆さん。それぞれが日本各地でファクトリーを営む、ラッピングのエキスパート集団である。
ラッピングのクオリティ向上を目指す「WRAP-TECH」
ラッピング技術の向上と、新製品の特徴など、情報の共有を目的に結成されたコミュニティが「WRAP-TECH」。現在、P.G.D(静岡県)のほか、横浜や大阪などのショップから、計9人のメンバーが参加。各ショップの“個”による施工ももちろんだが、さらなるクオリティを求め、メンバーが集まり仕上げていくことも。世界のカスタムカーショーに出かけて最新情報を集めたり、国内のイベントで自分たちの技術を披露したり、活動も活発だ。
「P.G.D」CEO&Wrap Expertの大塚真さん。日本におけるカーラッピングの先駆者であり、現在も技術やデザインのトレンドリーダーとして活躍。『WRAP-TECH』の活動にも積極的だ。
『WRAP-TECH』の仕掛け人がこの方、石黒達也さん。ラッピングが広く知られるにつれ、各ショップにも技術の差が……。そこで、お互いがスキルアップを目指そうと、この活動をスタートさせたのだ。
『WRAP-TECH』で扱うラップメーカーは欧米の5~6メーカーのもの。各社100色以上の色を持ち、そこからセレクトできる。今回、Gクラスに使用したのはPWF社(ドイツ)のマラカイトグリーン。アジア初というプレミアム色だ。
※加盟店などWRAP-TECHについての情報はhttp://www.88 wrap-tech.netまで。
P.G.D
所在地:静岡県島田市阪本1653-13
TEL:0547-38-3416
URL:https://www.signart-tuka.jp/
10年ほど前から現在のラッピングスタイルに取り組んでいる、日本における草分け的な存在。施工技術はもちろん、デザインの面でもトレンドリーダーなのだ。
協力: P.G.D
URL:https://www.signart-tuka.jp
URL:www.pgd-wraps.com
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ぶんか社