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これからのバンライフ
ミニバン以上キャンピングカー未満。車中泊を快適に過ごす事は勿論、車内がキャンプサイトの中心軸として機能するバンライフが今注目を集めている。その中でも扱いやすいサイズ感として愛知県のNACSがベースに選んだのが紹介するタウンエース。ヴィンテージバンルックなフェイスでお洒落に楽しむバンライフの魅力に迫る。
大き過ぎても小さ過ぎても不便、ちょうど良いサイズ感の理想形。
SantaRosa monolog× Fillmore
ハイエースを中心に様々な車中泊仕様のコンプリートを手掛けるNACS 。定番のレザー系はもちろん、デニム生地のインテリアやファブリック、そして木目の風合いを生かしたインテリアの仕立てはクルマの内装パーツと言う概念を超えて、ファニチャー系。いわゆるお洒落な家具屋さんで販売されるソファーや収納棚を車内で違和感なくフィットするような感覚は、カーカスタムコンプリートショップと言うよりも“リノベーション職人”的な印象の新感覚。
定番のベッドキットは鉄板商品としながらも、さらに工夫を凝らしたNACSのサンタローザはまさにバンライフビークル。車内でありながらちょっとミニマムなログハウスの中に居るような錯覚を覚える程に快適で寛げる空間の演出が詰まっている。
そんなサンタローザにひと回り小ぶりなお手軽サイズのモノローグがリリースされた。それが今回ご紹介するタウンエースベースだ。週末はアウトドア、しかし平日は日常の足として使う方にとってハイエースはちょっと大き過ぎる。もっとフットワークを軽くして、思い立ったら即アウトドア的なカジュアルなバンライフを楽しみたい！ そんなオーナーにピッタリのコンプリート車輛だ。リアルウッドとアイアンを使った本物志向の装飾は、一昔前アストロやフルサイズバンで流行ったコンバージョンモデルのネクストジェネレーション的存在。
ダウンライトが木目の天井に埋められ、お洒落なカフェさながらのウッドフロアに収納棚やテーブルで車内とは思えない寛ぎ空間は特筆物だ。ちなみにフロアは好みに応じて15種類からセレクト可能で、ファブリックインテリアは単色も含めて8種類。お好みでフロアとインテリアをコーディネートする感覚はまるで新築のリビングを考えるレベルの楽しさだ。
そこにフィルモアの70年代の丸目ヴィンテージバンライクなフェイスをコンバートすればさらに個性が際立つ。オプションでカーサイドタープやお好みのホイール&タイヤの提案などトータルプロデュースしてくれる姿勢は、もはや住宅のリノベーションデザイナー。
NACSなら新車中古車ベースで様々なコンプリート販売を行っているので、あなた好みに内外装を“リノベーション”してより豊かなバンライフを楽しんでみると良いだろう。
SantaRosaが提案するバンライフとは…
停車時は後ろ向きにも使用出来る多彩なアレンジが可能な1200㎜幅のREVOシートをベースに最後尾は大ネットモード展開や、全長2mを誇るフルフラット。ベッド3枚を左側に週に鵜して大容量の収納スペース確保や、ドリンクホルダー4つ付のセンターポール式テーブルを組み合わせればダイニングスタイルにも。架装オプションでサブバッテリーや350Wインバーターなど、フロアデザインやインテリア生地のみならず多彩なニーズと好みに応じてカスタマイズできる。
Fillmoreとベッドキットの選択肢も有り！
普段使いをメインに、時々車中泊を楽しめたら・・といった日常の足が大半と言う方には、Fillmore×ベッドキットでシートカバーの同色コーディネートもオススメ。タウンエース特有の商用バンっぽさを掻き消し、70年代のUSバンライフを色濃く表現するフォルム造型で、メローなバンライフ気分を堪能できる。その他、N-VANベースなどコンセプトがリンクした他車種コンプリートもラインナップ。
Text：Akira Ishii
Photo：Kiminori Takeuchi
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