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GO!OUTODOOR #5
クルマの脇にテントやタープを張る一般的なオートキャンプとは一線を画す、新たなキャンプスタイルが今注目を集めている。ルーフトップテントやオーニングを活用した海外発祥のクルマ中心のキャンプスタイルは今後ますます人気となりそうだ!
クルマの上を使う新しいキャンプスタイル
ちょっと違うオートキャンプ、クルマ中心のキャンプスタイル
DELICA D:5 × ROOF TENT
車両のルーフキャリア上に設置するルーフテントはここ10年ほどで一気にポピュラーになり、日本でも入手しやすくなってきた。また複数のメーカーのルーフテントがリリースされたことで選択肢も増えてきた。ルーフテントのメリットはいくつかあるが、構造上テントのフロアがフラットになるため、クルマさえ傾斜のない場所に停めれば、フラットで傾斜のない場所を確保できるのは大きなポイントだ。合わせて水辺や湿度が高い場所でも車両の上にテントを設置しているので、浸水などのリスクを軽減でき、快適に眠ることができる。しかもハードケースのiKamper skycamp2.0は設営も撤収も楽。
愛知県でデリカを中心に取り扱うセンタースクエアナゴヤ店長の三輪さんは自社でRhino-Rack(ライノラック)やiKamper(アイキャンパー)などの製品を取り扱うこととなったため、数年前から自身もキャンプを楽しむようになったという。「最初は製品を知るためのテストのような感じだったんですが今では自分でも楽しむようになりました」三輪さんの愛車は’20年式のデリカD5で、カディスのフロントバンパーガードやテールランプガード、サイドステップ、バックアーマーのリアバンパー、KMCホイールなどを装着したワイルドな仕様。
これにライノラックのルーフキャリアを装着し、この上にアイキャンパーのルーフトップテントを装着している。ルーフトップテントは、ハードケースの中に収まっており、横に開くことでそのままテントになる優れもの。アクセスは長さを調整できる梯子で行う。豊富なオプションが用意されており、今回もテントに装着するカタチで延長するタープを装着している。
一方で反対側にはライノラックのバットウイングオーニングという270度展開するオーニングと、これに装着するエクステンションと呼ばれるオプションの側壁部分を設置。クルマの周囲をそのまま覆うことで、大きな空間を作り出している。エクステンションは一部を跳ね上げてタープ状にすることもでき、昼間はタープ状に、夜は閉じて部屋状にすることもできる優れもの。上手に使うことでクルマを中心にした広い空間を作り出すことができるのだ。
アメリカやオーストラリアで発達したと言われているクルマ中心のキャンプスタイル。一般的なオートキャンプとは一線を画した新しいスタイルに注目だ!
キャンプの相棒はカスタムデリカ
三輪さんが乗るデリカは、’20年式のGパワーパッケージで、KADDISのテルランプガードやフロントバンパー、サイドステップを装着。フロントバンパーのフォグランプはIPFのXTREME LED SPORTで、ARBの黄色いカバーを装着する。リアバンパーはBUCK ARMER社製。16インチのKMC ALPINEにBFGのブロックタイヤを装着。車高はあえてノーマルだという。ブラウンのヴィンテージレザーとチェック柄のシートカバーはセンタースクエアオリジナル。
就寝場所はクルマの上!
iKamper社製のルーフトップテントは、ルーフキャリアなどに固定し、本体が収納されているハードケースを開くことでテントが出現する。テント内部へは専用のラダーを使って入るが、内部はおどろくほど広く、床面もフラットなので快適に就寝可能だ。
オーニングでリビング空間を確保
ルーフトップテントの反対側は、ルーフラックに装着し、270度展開するRhino-Rack社製バットウイングオーニングを装着。これにエクステンションと呼ばれるオプションの側壁を使うことでクルマの周囲を囲うことができ、リビングスペースとして活用可能。三輪さんは白いボディを活かして側面をスクリーンとして活用。プロジェクターを使ってネット配信動画を楽しんでいた。
夕暮れの湖畔に映えるデリカとルーフトップテント
ルーフトップテントは本来クリーク沿いや泥濘路など湿度が高い場所でも快適に就寝するために生み出されたアイテム。今回の撮影は琵琶湖畔で行ったが、湖畔や海岸でのキャンプにも最適のスタイルだ。
Text&Photo:Daisuke Katsumura
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