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走破せよ!足を極めたジムニーで本格ロッククローリング

Thanks:Motor Form
Tel:072-338-8222 HP:https://www.motor-farm.com/

GO!OUTODOOR #2

走破性能を徹底的に改良された四駆に乗って、考えられない地形を次々とクリアしていく。ロッククローリングとはそんなモータースポーツだ。ドライバーの腕も試されるが、何よりクルマの正確な改造がモノをいう。ジムニーでそんな車両があったなら…が現実になった!本格ロッククローリングはもちろん、気軽なアウトドアまでも楽しめる、そんなジムニーが、いま大注目だ!

JB64(右)

軽自動車枠に収まりながらも軽自動車に非らず。そんな独特のラダーフレーム四輪駆動車として君臨する唯一の本格派。JB64をきっかけにジムニーに興味を持ち始めたビギナーも多く、Gクラスに似せたドレスアップメーカーも続々登場する中、同社では一貫してオフロード志向を貫き通す。

JB74(左)

旧モデルのJB23シリーズまではシエラは脇役的な立ち位置だったが、現行モデルはソレを挽回。大きなオーバーフェンダーにディープコンケイブのホイールを装着するなど普通車規格ならではの幅広いカスタムが楽しめる事は勿論、ここ一番でのトルク感やパフォーマンスに魅せられるユーザーも続出!

どこまでを求めるか?〝松・竹・梅〟をニーズに合わせて提案!

Jimny × Rock Crawling

現行モデルに限らずJA11や22、JB23など莫大な量を誇る歴代ジムニーのカスタムパーツをラインナップするジムニーパーツサプライヤーのモーターファーム。大阪府の南部、松原市の幹線道路沿いに立つウッディーな佇まいの店舗から、全国のジムニーフリーク達が「こんなのあったら良いな!」と検索すると、かなりの確率で同社の商品に辿り着くなど、ジムニーフリークなら一度は目にしたことのあるフェイマスショップだ。

それこそアームレストからエアコントリムリング、ドアノブなどの些細なドレスアップアイテムから、リフトアップkitに大胆な造形のオリジナルバンパー、マフラーに至るまでありとあらゆるパーツラインナップで、カタログは小冊子の枠を超えて一冊の本に迫る勢いだ。

中でもオフロードにおける走破性を追い求めた足廻りのパーツが充実しており、インパクト勝負のリフトアップとは一線を画すアプローチで多くのオフローダーたちを虜にしている。それが紹介するJB64、JB74デモカーにも装着されるリフトアップサスペンションkitだ。

モーターファームでは30mmアップのマイルドリフトから2インチアップ、3インチアップと用途やニーズに合わせてザックリ3段階のリフトアップキットを展開。それに合わせたタイヤ&ホイールの提案に関しては、自社ブランドでホイールを開発するなどトータルプロデュース力に優れており、「この上げ幅ならこの位のサイズ感のタイヤが履けてオーバーフェンダーでここまで太いタイヤも装着可能。そうなると足回りはこの位の強度とストロークが必要となってきます」と言った話が即座に展開される。

アウトドアシーンにおいては昨今流行のルーフキャリアを装着した際の全高のバランスなども、豊富な経験値と実績から的確なアドバイスが可能となる。ただ単純にモノを売る、と言った次元の話では無く、ジムニーに乗って何して遊びたいのか? どんな走りを楽しみたいのか? デイリーユースとしてはどこまでを求めているのか? に対して真摯に向き合い、ユーザーのベストな〝落とし所〟を一緒になって考えてくれる。

アウトドアシーンにおけるキャンプアドバイザーやナビゲーターの如く、ビギナーからベテランユーザーまでの要望に耳を傾け、マストな方向へと答えを導き出していく。その〝ジムニーライフアドバイザー〟としての姿勢が、多種多様なジムニーのニーズを見事カタチにしていく鍵と言える。

JB74
ノスタルジーでモダンな雰囲気を醸し出すSONORANが映える!

FARM-D10が正統派オフローダーと例えるなら、こちらは70年代のヴィンテージ4×4を色濃くアピールするモダニズム的存在。それを印象付ける最大のアクセントが、スチールライクな表情とトレンドに左右されないトラディッショナルなプレーンデザイン。マットブラックで合わせればクールに、ホワイトで合わせるとカジュアルに楽しめて、アウトドアシーンにもバッチリ映える!

街乗りからオフロードまでシーンを問わず快適な2インチリフトアップ!

2インチアップコイルに専用のロングショックアブソーバーset、ラテラルロッド、フロントリーディングアーム、リアトレーディングアーム、ロングバンプストッパーにロングブレーキホースとリフトアップで生じる車軸のズレを端整。純正よりもむしろ乗り味は快適、それでいてオフロードにおける走破性を格段に向上!

車中泊やキャンプも余裕の許容量と優れたインテリアアレンジ!

ただの肘置きとしてだけでは無く、フルフラットにした際の運転席と助手席の隙間を払拭してくれるアームレストや、取り外して行き場を失ったヘッドレスト4つをデッドスペースにスマート収納させるアイデア、さらに強靭な耐荷重を誇るルーフキャリアなどアウトドアユーザー向けの商品開発にも積極的。

JB64
トライアル、ロッククローリング向けの本格派でありながら街乗りも快適!

サスペンション開発陣は同社所属の関西ゲリラトライアルシリーズチャンピオンの田中氏を筆頭に、通勤から競技までをジムニーで賄うスタッフによる賜物。見た目とは裏腹に普段使いの乗り味も良好で、気が向いたら買い物ついでに山へ走りに行けるフットワークの軽さ、そして万能な足捌きとなる。

クロカン仕様の本格派!ハードなオフロードユーザーも納得の足捌き!

FARM SSPRO JB64 SETの2インチアップは、同社が走破性向上を徹底的に追求した逸品。同時にデフロック「ファームロッカー」にアプローチアングルを考慮したFARMウレタンバンパーなど競技シーンで活躍するオフローダーも納得のハイスペック仕立てとなる。装着するホイールD-10と、JB74に履くSONORANは今最も注目株のオリジナルホイールだ。

ジムニーで攻めたい!遊びたい!そして極めたい!

公道じゃありえない歪な地形を思う存分楽しめる喜びは格別!

ここ数年のアウトドアブームで言えば車中泊に適したVAN LIFEを筆頭に広々インテリアやルーフトップテントを併用したスタイルが主流。もちろんジムニーでもルーフトップテントを装着できるし、上で紹介した様にフルフラットにして簡易マットを敷けば大人二人でも十分に練れるスペースを確保できる。

しかし、カー&アウトドアと言う概念から言うと、せっかく外へ遊びに出たんだから大自然の中にクルマを止めておくだけじゃ勿体ない。せっかくの非日常を思う存分楽しむ上で、普通車では乗り入れできない秘境の地を巡り、攻めたアドベンチャーライフもセットで考えてみると、まだまだ未開拓なアウトドアの楽しみ方は有るハズだ。

写真のようなオフロードコースでも怯むことなく果敢に攻め込めるタフネスでワイルドな足廻り、そして積載能力の低いジムニーのネガティブな部分を払拭するルーフキャリアでカヤックやサーフボードなどお気に入りのアクティビティギアを積んで道なき道を走らせてみる事こそ、本当の意味でのアウトドアライフである。

しかし、予め電源サイトが用意されており炊事棟や自動販売機があるキャンプ場とは違って、秘境の地は辺り一面が大自然。そんなディープスポットに身一つでジムニーと共に冒険するのはちょっと不安。そこで新たに商品ラインナップとして追加されたのがポータブル電源と冷凍冷蔵庫、ソーラー充電パネルの3つだ。

イマドキのキャンパーはスマホの充電も悩みの種、冷たいドリンクやアイスもあるに越したことはない。そんな万が一何もない場所で〝尖ったアウトドアライフ〟を嗜むにしても、これさえあれば本当の意味でのアウトドアライフも1・2泊凌げる。ジムニーで如何にディープな大自然を楽しむか?の行く末は、ポータブルデバイス、アウトドアギアとの連携プレイに尽きる!


JIMNY SPECIALITY STORE
Motor Farm【モーターファーム】

新旧ジムニーパーツの豊富さは業界屈指!
コストパフォーマンスに優れたパーツが充実!

大阪府松原市、近畿道松原IC、美原北ICからのアクセスも良好の幹線道路沿いに店舗を構えるモーターファーム。長年新旧ジムニーに特化したパーツ開発を手掛けており、その中でもリフトアップkitはストリートユーザー、オフロードユーザーを問わず人気を博す。近年ではプラドやハイラックス、RAV-4にデリカ、ラングラーなど四駆全般に向けてもノスタルジック且つモダンなデザインのSONORAN、そしてモダンストリートの次世代スタンダードな表情を見せるFARM D-10などのホイールを皮切りにパーツ開発を拡張中。今期大注目の四駆パーツサプライヤーだ。

昭和の伝統芸と平成のイマドキが絶妙にMIX!

昔ながらの四駆乗りが好むスタイルも大事ではあるが、ジムニー女子なるイマドキな価値観も大切。同社スタッフは20代、30代の若いスタッフが多く、ベテランジムニーユーザーは勿論、JB64をキッカケにジムニーに興味を持ったビギナー向けのアイテムや楽しみ方の提案力も抜群。


Text&Photo:Akira Ishii


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