SEMAショーの会場は巨大な3つの建物から構成されている。向かって左から右にノースホール、セントラルホール、サウスホール。各ホールでは様々なジャンルが身を寄せ合うが、4WDコーナーは毎年サウス2階の全フロアを独占し、野外にも溢れ出る。つまり、最大スペース、不動の人気、SEMAショーの花形である。
HARD & COOL 新感覚塗装、 日本上陸!
ピックアップトラックのベッド(荷台)を保護する目的で開発されてきたベッドライナーだが、最近はその高いプロテクション効果からボディ塗装としてカスタムペイントを施すのも一般的になってきた!
アルマジロライナーズ
アメリカではピックアップトラックは超メジャー。エリアを限定すればメインストリームと断言してもよいくらいだ。
働くクルマとして仕事に用いられるのはもちろんのこと、プライベートのDIY建築資材やら遊び道具やらを荷台に積みこんだ個人所有のピックアップがその辺を普通に走り回っている。タフに使い込むクルマだけに塗装面保護の為に、プラスチック製のベッドライナーを取り付けたり、厚めの保護塗装を施したりするのも一般的だ。
なかでも吹付け式塗装はどんな車種でも施行が可能で、汎用性が高いこともあってアメリカには専門業者の数も多い。
アルマジロライナーはこの分野で長く愛されているブランドの一つ。ベッドライナー保護の観点から、100%アメリカ製の2液混合方式と専用の高圧吹付け装備のコンビネーションを20年以上前から採用しているのも同社の特徴だ。塗装の原料自体は船舶や建築物の防水塗料として用いられるポリユリア(尿素樹脂)をベースにしており、傷のつき難さや対腐食性は折り紙つき。
SEMAショー会場でブース担当のアルフレッド・カスティロ氏に聞いたところ、「ポリユリア自身は新しい素材では無いけれど、キチンとした高圧と混合比率をコントロールすることで耐久性の良し悪しが決まる。我が社はクルマで言えばベンツのような『グレイコ』社の専用機器を用いているのが特徴なんだ」と説明してくれた。
最近ではヘビーデューティーなオフロード四駆を中心に、ボディパネルの保護塗装としてオールペンするのも流行っているのだが、アルマジロライナーはそのニーズにも応えている。「もともとボディ色に合わせたヘッドライナーを施行する為にカラーバリエーションが豊富になってきているのだけれど、SUVの外装にもそのままペイントできるんだ。普通の塗装に比べて肉厚で、ブランドネームでもある『アルマジロ』の甲冑のような皮膚みたいにクルマのボディをプロテクトしてくれるんだ」と言う。
アルマジロライナーの塗装に用いるのは保存の効く2液分離タイプの容器を先端でミックスさせる専用のノズルと組み合わせた高圧スプレーガンタイプ。
実用面とカッコ良さからボディ塗装にも最適!
傷付き難く耐候性が強いアルマジロライナーは四駆系を始めエクステリアペイントとして施工するのが最近トレンドだ。カラフルな7色のベースカラーを調合すればカスタムペイントも可能なのだ。
アルマジロライナーの施工面は結晶塗装のような細かい凹凸と厚みが生まれる。ヘビーデューティな軍用車両のような仕上がりは通常のペイントとは異なる個性を表現するのにもピッタリ?!
お問い合わせ
アルマジロライナーズ・ジャパン
Tel:053-412-4501
www.armadilloliners.jp
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