世界には歴史に名を残すスポーツカーは数多く存在するが、その数ある中で、日本人にとってスポーツカーの代名詞と言うと、どのような車名が浮かんでくるだろうか。
フェラーリや、ランボルギーニ、ブガッティなどの超高性能スーパーカーはもちろん魅力的であり、GT-RやNSXといった国産スポーツカーも、日本人として世界に誇れる存在である。
しかし、筆者はもちろん、多くの車好きの中には「これぞスポーツカーの代名詞」として1台上げるとすれば、「身近に使えるスーパーカー」としても名高い「ポルシェ911シリーズ」を挙げる者も少なくないはずである。レースで遊んで見たり、日常の足としても世界中のファンを魅了し続けていることも忘れてはならない一つだ。
多くのポルシェ好きが憧れる空冷モデルや、状態の良い993などの中古車価格は軒並み高騰し、台数も減少していることから入手が大変困難いなっているなか、現代の水冷ポルシェである997に、空冷ポルシェのスタイリングを彷彿とさせるカスタムを施したコンプリートカーが存在する。
それが、ガレージJが手掛けたコンプリートカー「JT MODE ポルシェ997」である。
今回の記事では、そんなポルシェらしさを残しつつも、こだわりに溢れたガレージJ「JT MODE ポルシェ997」の魅力に迫っていきたいと思う。