洗車をしたことがある人なら一度は耳にしたことがあるだろう「シュアラスター」。ワックスブランドとしてトップクラスの位置に君臨するが、どのようなブランドなのか。2016年みんから上半期パーツオブザイヤーで9冠を獲得するに至ったそのメーカーの歴史を交えてご紹介したい。
シュアラスターとは
Surは英語のでSuper(スーパー)と同じ「極上や超越」という意味を持つ接頭語、Lusterは光沢や艶、輝きなどを意味し、Surlusterとは、「極上の輝き」「超越した光沢」という意味になる造語である。
その名の通り、深い艶と輝きは多くの支持を集め、国内外の自動車メーカー指定の純正ワックスとして採用されるほど。
仕上がりの輝きもさることながら、他の商品に比べ施工しやすいことや、研磨剤を含ま無いため、塗装を一切痛めること無く、メタリックや濃色車にも使用する事が出来るなどの手軽さも、長年多くのユーザーに支持されてきたひみつである。
開発者のこだわりと、古き良きアメリカ【シュアラスターの歴史】
ここからは、世界的な老舗ワックスメーカーシュアラスターの歴史を紐解いてみたいと思う。1947年、アメリカ西海岸カリフォルニア州ロングビーチの科学者ジョセフ・ロビンソンが、天然カルナバ蝋にこだわり研究開発を開始、当初は近隣のカーディーラーや洗車行が主な顧客だったという。
そして、1949年にSurlusterの商標を用いて本格的な販売が始まると、直後の1950年代と言えば、まさしくアメリカンビンテージの黄金期と呼べる時代。一般中流家庭にも自動車を持つ者が増え、1955年以降に登場する自動車は、大排気量のエンジンを搭載し、ボンネットマスコットにテールフィンなど、日本で言うところの”アメ車”が街中にあふれていた時代で、瞬く間にSurlusterの人気は広まっていったのである。
日本では1966年に初めて紹介され2年後の1968年から一部のガソリンスタンドなどで発売を開始し、さらに2年後の1970年から一般販売が開始された。その後も着実に人気を獲得していき、1992年に日本でもシュアラスター株式会社が設立され、シュアラスターの全商品が販売されるようになった。
2000年には全国のシュアラスターユーザーの交流の場としてシュアラスタークラブを設立され、シュアラスタークラブ会員の声をもとに開発された、タイヤワックスとホイールクリーナーなども市販されている。
ユーザーの支持率NO1【みんからPOTY9冠受賞】
車好きが何かと情報を調べたり、同じ車種のオーナーと交流する際に使われる有名サイトと言えば「みんカラ」。このTUNERSをご覧の皆さんも、1度は覗いたことがあるであろう、超有名サイトだが、そのみんからで行われた「パーツオブザイヤー2016上半期」において、シュアラスターはなんと9つもの部門で1位を獲得したのである。
なかでも、コンパウンド部門で1位を獲得したヘッドライトクリーナー「ゼロリバイブ」は、2016年4月に販売し、期間が短いのにも関わらず、1位を獲得するという快挙を成し遂げている。このパーツオブザイヤーは、みんカラに寄せられる一般ユーザーのレビューの内容を基にカービューが独自に意見・感想・動向をまとめたもので、まさにユーザーの声を反映したランキングであると言うことができ、シュアラスター製品の優秀さを証明していると言える。
シュアラスターを知るにはまず抑えておきたい【オススメ商品紹介】
最後にシュアラスターの代表的な商品を紹介していこう。
まず紹介するのは、これぞシュアラスターの代名詞「マンハッタンゴールド」
このワックスは、天然カルナバ蝋の中でも特に希少性の高いコスメティックグレードという、化粧品にも使用できる上質な物。その最高級のカルナバ蝋をふんだんに使い、濡れたような圧倒的な深い艶が特徴で、シュアラスターが展開する固形ワックスのワックスのフラッグシップに位置付けられている。
次に紹介するのは、親水性でかつ一般ユーザーが簡単に使用できるコーティング剤のパイオニアとも言える「ゼロウォーター」
上記に紹介したマンハッタンゴールドなどの固形ワックスや、ゼロウォーターと人気を二分するゼロドロップは、強烈に水をはじく撥水性であるのに対し、こちららは、コロコロとした水滴にはならず、まとまって水が引いていくといった感じであり、特に水滴跡が気になる濃色車にはかなりオススメ。
もちろん、全色対応で、汚れても雨やシャワーで簡単に汚れが落ち、ボディーの保護能力も高い。また、ボディー以外の樹脂やダッシュボードなどの内装パーツ、ホイール、ウィンドウガラスにも使用することができ、汚れを付きにくく落ちやすくし、パーツの劣化も防ぐ効果が期待できる。
問い合わせ:シュアラスター株式会社
http://www.surluster.jp/
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