2000年代に入り、突如として大きなムーブメントを巻き起こしたラグジュアリー・カスタムは、その後すそ野を広げ、さらに新しい価値観を交えながら確実な発展を遂げてきた。けっしてひとときの流行に風化することなく、今ではSEMAショーを代表するカスタムカルチャーのひとつとして、確固たる地位を築いている。
ARTISAN SPIRITS × Liberty Walk
AUDI R8
ギリッギリの優越感
アーティシャンスピリッツとLB☆ワークスのエアロブランドのダブルネームとも言えるボディをまとうアウディR8クーペ。2つのデザインの融合が、R8クーペをブッチ斬りにスーパーな存在に作り替える!
NEWINGのオリジナルブランド「Alpil」のボディパーツで統一されたアウディR8
アーティシャンスピリッツとLB☆ワークスという、USでも名の知れたJPNエアロブランドのコラボレーションから生まれた話題の1台が、このアウディR8クーペ。アーティシャン×LB☆ワークスネイションと呼ばれているこのプロジェクト、その名の通り、LB☆ワークスのワークスワイドフェンダーをベースに、アーティシャンがワイドなボディラインに合わせてFリップスポイラーなどを製作。ヤンチャっぽさ倍増な姿が完成した。
このワークスワイドフェンダー下に収められるホイールは、USロティフォームSNAの20×9.0と12.5。タイヤにはピレリPゼロの245 /30と325/25とリア側には太めのものを組み合わせているため、ほかのLB☆ワークスボディの車両とは違い、キャンバーは付けていないトラディショナルなツライチ決めだ。
それと停車しているときにこの低さってことは、もちろんエアサス組みで、エアレックスのエアバッグとダンパーが一体になったタイプを導入しているし、これ、リモコン制御もできるから、車外から車高の上げ下げなんてワザも余裕。
パフォーマンス面では、iPEのエキゾーストシステムに交換しているという。iPEは爆音印として世界にその名が轟くブランド。R8のようなエンジンがミッドにあるクルマではなおさら爆音快音を弾き出す。
ドアを開けてインテリアを見てみても、スパルコのフルバケットがセットされるし、ロールケージが張り巡らされるし、優雅系スーパーカーのR8がやる気満々系に変貌だ。
エクステリアの最強タッグの作は、内側も外側も、車高もサウンドもサイコーに仕上がっている。
アーティシャンスピリッツがイメージを激変させる
ボディはLB☆ワークスが基本のワイドボディで、それにアーティシャンスピリッツがFリップスポイラーを製作。これだけでイメージがガラリと変わるから、ワークスワイドフェンダーだけでなくFリップスポイラーがいかに重要なものかわかる。
ディテールにもこだわりのアイテム満載
車体全体をグレーとレッドでコーディネートしているから、スパルコのフルバケットとサベルトのシートベルトもこの2トーン。またエアサスリモコンとしたり、ホイールは引っ張らないでツライチなど、作りは完璧。
Custom Spec.
グロスグレー
アーティシャン リップスポイラー
LB ☆ワークス フロントディフューザー
LB ☆ワークス サイドディフューザー
LB ☆ワークス リアウイング
LB ☆ワークス リアディフューザー
LB ☆ワークス ワイドフェンダー
ROTIFORM F20×9J R20×12.5J
ピレリ Pゼロ F:245/30-20 R:325/25-20
エアレックス(エアサス)
INJEN インテーク
エンジンスターター
プロジェクターヘッドライト
HID&LED
問い合わせ:ARTISAN SPIRITS
Tel:048-422-4841
artisanspirits.co.jp
Liberty Walk
Tel:0561-51-0001
www.libertywalk.co.jp
Text|山田泰弘
Photos|SEMA RULES