取材協力=TOYOTA USA
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ランクル、150プラド、RAV4、ハイラックス
タフでスタイリッシュなトヨタ4×4総特集
自動車王国ニッポンを代表する『トヨタ』。最近のトレンドとなっている4×4カテゴリーにも、ランドクルーザーやプラド,RAV4、そしてハイラックスなどの人気モデルが数多くラインナップしている。そこで、いま世界が注目するタフなアイコンたちを総力特集。本格オフローダーから最旬オーバーランダーまで、トヨタの4×4カスタムの世界を大調査。”トヨタが作られるニッポンを誇りに思う”は決して大げさじゃない!
キミの知らないランクル
TOYOTA LAND CRUISER
クルマは大切なアウトドアグッズのひとつ。同時に普段の生活に必要不可欠なツールでもある。だからOFFとONのどちらにも通用するタフでクールな最強の1台を手にしたい。ふと頭に浮かぶのは『ランクル』という言葉。
どこでも速く、いつでも快適。フィールドを選ばない王者の走り
いま、日本は空前のアウトドアブームの真っ只中にある。一説によると年間の経済効果は4400億円。また、一般社団法人日本オートキャンプ協会が発行した“オートキャンプ白書2019”によれば、オートキャンプ人口は2012年から年々増加の一途を辿り、2018年には850万人に達したそうだ。同じようにアウトドア先進国であるアメリカの様子を見てみると、THE 2019 NORTH AMERICA CAMPING REPORTがやはり毎年増加する経緯を公表している。2018年は3922万8000世帯で、2014年から22%の上昇率となっている。
ニーズが拡大する背景のひとつには“HIPCAMP(ヒップキャンプ)”などの充実化があげられよう。HIPCAMPは、いわばキャンプ版のAirbnb(エアビーアンドビー)で、アメリカの全50州に広がる9952の公園、1万9202軒のキャンプ場、37万3759軒(※2020年3月現在)のキャンプサイトと、キャンパーをマッチングさせるサイトである。大きな特徴は、既存のキャンプ場だけでなく個人所有地を紹介していることだ。全米の60%が個人所有地とされる中で、土地を未開のまま保ちたい所有者と、環境に配慮した責任あるキャンパーを繋げることで相互利益をサポートするわけだ。キャンパーたちはかつて踏み入れることの出来なかった地で、かつてないアウトドア経験が楽しめる。
日本、アメリカを問わず、こうしたアウトドアライフに欠かせない存在がクルマである。最も大切なツールのひとつと言っても過言ではないだろう。自分を、家族を、友を連れ立ち、お気に入りのアウトドアグッズを運ぶトランスポーター。共に旅をし、時に宿となる相棒だ。そういう至福の時間と場所と空気を共有するパートナーには、唯一無二の1台を選びたい。
約70年続くトヨタ・ランドクルーザーの系譜はアウトドアの歴史そのものだ。タフなボディ、強靱なシャシー、余裕のパワートレイン、そして贅を極めた快適性。乗り手の「欲しい」が1台に凝縮された、まさにフィールドの王者である。しかしそのデザインと性能はシティーユースでも真価を発揮し、200系にいたっては乗り心地を称賛して「4駆界のセンチュリー」と言わしめるほど。OFF、ONを問わずドライバーの意志と共鳴する、そんなランクルのドアを開け、さあ出かけよう。
「砂漠の王者」ランドクルーザー200系
威風堂々の体格、世界最高峰の4WDシステム、超高級サルーンの乗り心地、ハイエンドラグジュアリーなインテリア。荒野でも街中でも絶対的な存在感を放つトヨタSUVの最高峰。
都会に見る200系の実力
大柄なボディに反して「運転しやすい」と称される理由は、よく切れるハンドルと5.9mの最小回転半径にある。またストリートにおいてはシーンに合わせて“NOMAL”から“SPORT S+”まで5つのドライブモードをチョイス可能。
林 剛直=文/写真
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