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RAYS TEAM DAYTONAが示す選択肢。王道ワイルド。

TOYOTA RAV4 TEAM DAYTONA BB06s、TOYOTA RAV4 TEAM DAYTONA F6 boost

TOYOTA RAV4 × TEAM DAYTONA Produced by RAYS

LIFT UP STYLE TRENDS

アゲ系の足下を飾るホイールと言えばオフロード系が王道。しかし、同じ王道路線の中にあってもその方向性は微妙に異なる。たとえば現在人気のRAV4を題材にTEAM DAYTONAが提案するF6ブーストとBB6s。悩ましい選択肢。しかしこの悩める時間こそが至福の時でもある。

オフロード系の王道を往く、2本のホイールを前に悩む

リフトアップによる「アゲ」や、あえて車高に触らず魅せる「純正車高」と、低さ命のロワード路線とまったく異なるアプローチが注目されているいま。カスタムの方向性は、ロワードの天敵といえる悪路でも物怖じせず、泥や汚れもヘッチャッラといわんばかりの、荒々しいまでの男気溢れるスタイルにシフトしつつある。

いわゆるそんなオフ系カスタムでは、アプローチアングルを犠牲にしないサイズ感に抑えたボディキットや、ルーフキャリア等に代表されるスチール系パーツなどが、雰囲気を高めるツールとして定着しつつあり、大人気となっているRAV4にも、それ風カスタムを意識したユーザーが増えている。が、スタイルの印象を決定づける最大要因は、やはりホイール。ホイールが決まらずして、スタイルは決まらずといえるほど、オフスタイルではホイールの存在は強い。とくにRAV4のようにクルマがゴツっとした、見るからにボリューミーなクルマであれば尚更だ。この車格には線の美しさや煌びやかなカラー、そしてインチアップで競うドレッシー系ではなく、直感的にオフを感じさせる、無骨でワイルドな判りやすさこそが似合う。

そこで「チームデイトナ」。日本を、そして世界を代表するホイールブランドであるレイズが展開するこのシリーズは、オフロードやヨンク車をフォーカスしヒット作を生み出し続けている。新車販売、カスタムベース車として絶好調なRAV4も、チームデイトナがカバーするド直球なクルマ。紹介する「F6ブースト」と「BB06s」の2本も、オフスタイルを極めるうえでの格好の選択肢になりうる逸材だ。



「F6ブースト」は、ピアスドリルが目を引くギア感満点のビードロック風アレンジや、多面性のある立体的スポーク、さらに深すぎも浅すぎもしないリム深度を確保した、ストレートに訴えかけるゴツさが見所。一方の「BB06s」は、特許技術となる最新鋭のマシニングを駆使した、クサビを打ち込んだような斬新なリムや立体感でオフっぽさを演出しつつも、正面や断面の造型にこだわったスリムなスポークによりスポーティな一面も持ち合わせるなど、オフ系はかくあるべきという概念に縛られすぎず、かといってオフを否定することもない1本となる。

TOYOTA RAV4 TEAM DAYTONA F6 boost

市場にはいま、かつてないほどオフ系を意識したモデルが増えている。活況を呈す現状は素直に歓迎すべきだが、見方を変えれば、選択肢が多いだけに存在を見過ごす危険性も常にある。目を引く「個性」や語れる「特徴」は、ホイールを選ぶうえで必要不可欠な要素だ。それは見た目と機能性の両面から高いオフロード性を発揮するRAV4ならいうに及ばず。シリーズ伝統の2×6をベースに王道路線で魅せる「F6ブースト」か、その王道をベースに高い技術力と発想の柔軟さで攻める「BB06s」か。進む方向性は同じオフでも、キャラクターの違いは明確な両者。どちらがベストか。じつに悩ましい……。



視覚的効果強しのBB06s

TOYOTA RAV4 TEAM DAYTONA F6 boost

TOYOTA RAV4 TEAM DAYTONA F6 boost

6つのマシニングリムの効果もあり、遠目からのワイド感も絶大な「BB06s」。デモカーとなるRAV4は、リベット付きのオバフェンやフォグを取り囲むLEDカバー、ボンネットカバーなど、要所を押さえた手堅いカスタムを実践しオフを強調。ヨンクに強い「ダブルエイト」のサテライトショップ、「GMG」のスタッフ車だ。

TEAM DAYTONA BB06s

端々に散見される高い技術力

TEAM DAYTONA BB06s

立体感やゴツさといったオフらしさを残しつつ、視線を外へと向ける“外周視点”コンセプトで新境地開拓を狙った「BB06s」。フランジに施した杭のようなブロックのほか、マシニング処理による、クリスタル然とした凹凸のあるロゴも必見と、レイズの技術力の高さがうかがえる。サイズは20インチ限定。アルミ製の新意匠センターキャップも必見。

デザイン・マジック

TEAM DAYTONA BB06s

正面から見るとスポーティに映るBB06sだが、スポークを側面から見ると、スポーク両端でリブ部分の厚みが変化していることがわかりやすい。重厚感とスポーティさを併せ持つ理由のひとつがこの立体デザインにある。

Specifications
サイズ INSET HOLE P.C.D PRICE
20×8.5J 32(53),
38(47),
45(40)
5 114.3 BBDカラー:62,000円
APNカラー:57,000円
20×9J 32(35) 5 100 BBDカラー:63,000円
APNカラー:58,000円
20×9J 00(67),
18(49)
6 139.7 開発中

※価格は税別、取り付け工賃別。



人気のアドベンチャーを再現

TOYOTA RAV4 TEAM DAYTONA F6 boost

TOYOTA RAV4 TEAM DAYTONA F6 boost

「F6ブースト」を履くRAV4は、GMGで展開するコンプリートデモカー。ベースは標準グレード「G」だが、フロントバンパーを人気の「アドベンチャー」純正へ換装し塗り分け。ダブルエイトの各種パーツも併用した、“好きなグレードでアドベンチャーを気取れる”プランだ。驚くべき価格で乗れる。詳細はGMG公式サイトで!

TEAM DAYTONA F6boost

TEAM DAYTONAの主力“F6”

TEAM DAYTONA F6boost

TEAM DAYTONA F6boost

チームデイトナの鉄板である「FDX F6」の血統を受け継ぎつつ、多面スポークとリム、そしてコンケイブの融合をはかった最新作。ギア感全開のビードロック風リムには、レイズの技術力の高さを感じさせるマシニングによるロゴが刻まれる。サイズは16&17。RAV4のほか、C-HRやエクストレイル、XVといったミドルに合う。

細部へのこだわり満載

リムにドリルでボルト風のアクセントを加えることでビードロックホイールの雰囲気を演出。F6の特徴である2×6スポークを注視すると、リム深度とコンケイブの両立にこだわってデザインされていることがよくわかる。

Specifications
サイズ INSET HOLE P.C.D PRICE
16×7J 32,40 5 114.3 Z5カラー:40,000円
N1カラー:42,000円
17×7J 35 5 100 Z5カラー:43,000円
N1カラー:45,000円
17×7J 32,40 5 114.3 Z5カラー:43,000円
N1カラー:45,000円
17×7J 40 5 127 Z5カラー:43,000円
N1カラー:45,000円

※価格は税別、取り付け工賃別。


撮影車両協力>>GMG
TEL:052-652-1234
www.gmg88.com

問い合わせ(ホイール)>>RAYS
Tel.06-6787-0019(レイズユーザーズダイヤル)
www.rayswheels.co.jp


杉山雄二=文
伊勢馬場健次=写真

アゲ系 SUV&クロスオーバー



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