Source:VENOMREX
HP:venomrex.com
血統証付き炭素素材で丸ごとプロデュース!
RULE TEH ROAD
Jeep Section #001
スーパーカーのエアロをプロデュースするドライカーボンのスペシャリストがJLラングラーのボディカスタムに着手。ヘビーデューティなオフロードの世界に「軽量・高剛性」という新しいジャンルを提案する。
それは砂漠のハイエンドカー。
Jeep Wrangler JL-JX EDITION
Produced by VENOMREX
ここ数年のアメリカのオフロードブームには目覚ましいものがある。それが顕著に表れているのが高級ホイールブランドの動向であろう。Forgiato(フォージアート)やGiovanna(ジオバンナ)、LEXANI(レクサーニ)、SAVINI(サビーニ)などハイエンドカー向けのラインナップでラグジュアリーカスタムを牽引してきた超高級ブランドたちが、こぞってオフロード用をリリースしているのだ。また、2018年末にラスベガスで開催されたSEMAショーも、オフロード関連のブースやマシンで賑わったのは記憶に新しい。
そんな中、世界トップレベルのドライカーボンでスーパーカーをドレスアップするエアロメーカー、Vorsteiner(ボルシュテイナー)も本格的なオフロード業界への参戦に名乗りを上げた。彼らはすでに2017年に姉妹ブランドVenomrex(ベノムレックス)を立ち上げ、オールテレーンなホイールを数々と発表してきたが、今回はお家芸のドライカーボンでJLラングラーを彩ることに着手したのだ。ワイルドが売りのJLラングラーに軽量かつスポーティ、そして高級かつラグジュアリーなマインドをインプットしたのである。
“JL-JXエディション・エアロカーボンファイバー”と名付けられたボディキットのパーツ構成は、フロントからフォグライトカバー、ボンネットのフッドベント、フロントフェンダー、前後のドアに取り付けるロックガード、リアフェンダー、リアバンパートレイの6部、13パーツから成っている。従来の「強かろう、重かろう」というオフロードパーツの常識を覆す発想が、最大の特徴だ。しかしこれは実際には理にかなっていることで、硬めのデザートを高速で疾走するときも、岩山を低速で這い上がるときも軽量化は最大の武器となる。また名門ボルシュテイナーのドライカーボンはレーシングクオリティのタフさが真骨頂。フィールドで酷使することにより真価が発揮される。
ただし、お値段はと言えば、やはりそれ相当なのは否めない。また、ボルシュテイナーのカーボンはフィニッシュが極めて美しく、熟練職人のメタルワークのように表面がツルツルでゆがみの無さが持ち味だ。キズつけるなんてもったいない。と、するとやはり、いざという時のオフでの強烈なポテンシャルを秘めつつ、都会でクールに乗り回すのがベノムレックJLラングラーの最良の楽しみ方なのかも知れない。とにかくいま世界で最もエレガントなラングラーであることは間違いないだろう。
ドレッシー&スポーティ
フロントにはMOPAR製のStubbyルビコンバンパーをセット(3ピース構造で、両サイドを外してショートタイプにしている)。そのフォグライト部分のカバーもドライカーボンで仕上げた。大径フォグはバハデザイン・オフロードのLED。
軽量スタイリッシュ
カリフォルニアのモハベ砂漠で多岐に渡るフィールドテストを繰り返し、剛性が実証された超軽量カーボンフェンダー。装着はボルトオン。上部にフィンを持つスタイリッシュなスポーツカー感覚 デザインだ。
傷つけたくないロックガード
前後のドアの下部にはボディを衝撃やキズから守るためのロックガードが装着されている。しかしそのカーボン処理の美しさに、思わず悪路走行をためらってしまいそうだ。
ボンネットにルビコンの証
ボンネットにベントを持つのはルビコンのみ。ベノムレックスのフッドベントはオリジナルを取り外して交換するタイプ。
純正のフォルムが美しさのカギ
リアフェンダーは純正のラインを周到し、さらに滑らかにブラッシュアップしている。フューエルドアはサテンクロームのMOPAR製。
小さなこだわり、大きな変化
リアバンパートレイもドライカーボン製にチェンジ。普段は見えにくい箇所にもこだわりたい。
スポーツカー感覚
デザイン性と強度を兼ね備えたベノムレックスのオフロード専用モノブロックの17インチ。今話題のFlow(フロー)フォージド(ディスクはキャスト、リムがフォージド)
Source:VENOMREX
HP:venomrex.com
Text:Takenao Hayashi(So-Kal International)
Traxtion4[トラクション・フォー]
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