純正には無い要素をプラス
ベース車両となるLEXUS LX570は、レクサスが誇るSUVのフラッグシップモデルであり、車体の大きさ、トルクフルな5.7リッターのV8エンジン、ラグジュアリーな内装とどれをとっても日本が世界に誇れるフルサイズSUVである。
しかし、AZZURRE MOTORINGの手にかかると、さらにその存在感は際立ち、純正には無い新たな魅力が創造されている。
そして驚きは、この車両に装着されているAZZURRE MOTORINGオリジナルのエアロブランドである、「ZERO DESIGNボディキット」なのだが、通常ここまで作り込まれたデザインを実現する場合、フルバンパータイプのエアロバンパーとなるのだが、ZERO DESIGNボディキットは、フロントとリヤとも”ハーフスポイラー”タイプを採用している。
ハーフスポイラータイプのメリットは、純正バンパーに被せるように取り付けるため、取付の剛性感高いことが挙げられるが、その反面、どうしてもデザインの自由度に制約が多いというデメリットがある。
しかし、純正のフォグレンズ等を残すことで純正のデザインを損なわず、さらに追加のLEDランプやオーバーフェンダーなどよりワイドな迫力を演出、その立体的なデザインは、純正には無い高級かつ攻撃的なスタイリングを実現し、また幾通りもの塗分けも楽しめるよう配慮されているなど、さらに他人とは違う個性を出したいオーナーにはうってつけと言えよう。
カラーチョイスが絶妙
この車両の存在感をさらに高めているポイントは、こちらもAZZURRE MOTORINGグループが手掛けるオリジナルブランド「SKY FORGED」のホイールであろう。
今や大型SUVに大径ホイールをはかせることはもはや定番のカスタムメニューと言えるかもしれないが、誰もが行うカスタムだからこそ、他人とは違う「一目置かれる個性」を出すことができるポイントなのである。
このZERO DESIGN LEXUS LX570に装着されている「SKY FORGED S206」でぜひ注目してもらいたのがカラーである。一見するとゴールドのように見えるその色は、正確にはピンクゴールド。
今から20年近く前、WRCなどが日本でも流行った時代などではゴールド一色のホイールが流行ったこともあったが、最近あまり見かけなくなったと感じるのは、私だけだろうか?
センターキャップなどにワンポイントとしてゴールドを使うことはよくあるが、ゴールド一色のホイールは、その見た目のインパクトが強く、当時のゴールドホイールは表面的な色という印象で、全体のバランスから見て”浮いて”しまうのだ。
その点、ピンクゴールドのSKY FORGED S206は、ピンクゴールドの色そのものに単純なゴールドには無い”深さ”があり、尚且つ、リバースリムを採用したことで、ホイール形でも奥行き感のある”ディープリム”にしている。
そういった立体的な奥深さを持っているホイール形状と、奥行きのあるピンクゴールドのカラーを選択することにより、ZERO DESIGNボディキットの立体感ににうまくマッチし、「ZERO DESIGN LEXUS LX570」の見た目をグッと引き締めているのである。
隙のないカスタム
車をカスタムする際、先述した見た目もバランスは非常に大事だが、走りのバランスを取ることを忘れてはいけない。LEXUS LX570されているV型8気筒 5.7L 3UR型エンジンは、ノーマルの状態でも、最高出力377PS 最大トルク54.5kg-mを誇り、決して軽いとは言えない約2.8t近いその車重を感じさせないハイパワーユニット。つまり、そのハイパワーと車重に見合ったブレーキのチューニングもこの車両の見逃せないポイントとなっている。
今回採用されているブレーキシステムは、CSD社製ブレーキシステムの、フロント8ポッド、リヤ6ポッドというビックブレーキを装着。ピンクゴールドのSKY FORGED S206の奥に見える、その存在感は、大径のブレーキローターと赤くカラーリングされたビックキャリパーと相まって、確実なストッピングパワーを容易に想像させ、見た目と走りの両方において、大きな役目を果たしていると言えよう。
問い合わせ:アズールモータースポーツ株式会社
TEL:0562-95-0678
http://zero-design.jp
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