更なる重厚感をプラス【レクサスLX570 ELFORD】
ノーマルなレクサスLX570のフロントマスクは、近年レクサス車に共通のアイコンとして使用されている特徴的な「スピンドルグリル」が採用され、遠くから見てもひと目でレクサスだと判別することができるデザインになっている。レクサスLX570のスピンドルグリルは可能な限り大きく存在感のあるデザインとなっているが、純正ではフロントバンパーの最下部にまで達しており、ただでさえ余裕を持って設定されたロードクリアランスをさらに際立たせてしまい、いわゆる腰高感が出てしまっている。
ELFORD STYLE BODY KITは、ボリュームのあるアンダースポイラーを、フロントバンパー下部に装着することで、重厚感が増し、純正車高のままでも安定感のあるローフォルムを演出している。
また、左右に埋め込まれた5連のLEDランプは、視認性を高めるだけでなく、ドレスアップ効果も兼ねており、より一層のワイド感を演出している。
純正パーツを効果的に使いよりエレガントに
車の後方から見えるマフラーは、車をカスタムする上で性能だけではなく、見た目の印象を大きく左右する重要なパーツである。例えば、チューニングカーなど”ハシリ”のイメージを全面に押し出したいときには、開口部を太くしたり、斜めにしたりすることであえて存在感を持たせるが、逆に、すっきりエレガントに見せたいときには、そのいかにも機能部品という存在感が邪魔になる時がある。
このELFORD STYLE BODY KITのリヤバンパーは、排気口をバンパー内に埋め込み、マフラーの存在感を弱める手法がとられている。今やエルフォードスタイルの定番となっている、マフラーレスルックは、レクサスLSの純正テールフィニッシャーをビルトインし、付属のバイパスマフラーにより、床面に有るスペアタイヤを外すこと無く、リアルな左右排気を実現させている。
また、リヤバンパー上面には、LX570中期の純正バンパーステップカバーをセットすることで、シンプルになりすぎないドレッシー差をプラスし、エレガントな印象が強いLX570だが、本来タフなSUVであることを思い出させてくれ、リヤビューの引き締めに大きく役立っている。
全方向からの視線にぬかり無し
フロントおよび、リヤビューが純正以上の迫力とエレガントさを手に入れ、残るポイントはサイドビューであるが、ただやみくもに大きなエアロをつけるだけでなく、前後それぞれタイヤハウスによって分断されたボトムラインを整えることや、前後バンパーとのデザインの統一感を持たせるため、真横や斜めからの見た目をまとめ上げる重要な役割がある。
このレクサスLXには、純正サイドステップ下部に取り付けるサイドステップエクステンションが取り付けられているのだが、純正の乗降性能を犠牲にすること無くボトムラインを下げ、サイドビューのまとまり感を演出している。
そして片側30mmワイドにするオーバーフェンダーも、ただワイドにするだけでなく、前後バンパーとの統一感を持たせるために、スリットなどの細かな造形が施され、どの角度から見ても、ロー＆ワイドの迫力あるスタイルを実現しているのである。
見た目だけじゃない「Made In Japan」の確かな安心感
フルサイズSUVであるレクサスLX570の魅力は、ラグジュアリーな見た目と、そのボリューム感や存在感である。今回装着されているホイール「CATALYST(カタリスト)」は、そんな迫力に負けない24インチを採用。
デザインは、細すぎない15本のマルチスポークとすることでフルサイズSUVに負けないしっかりとした安定感と、重い見た目になりすぎない軽快感を両立させるだけでなく、リバースリムを採用したことにより、車全体のワイド感を更に強調する”深リム”となり、マルチピース構造のホイールのメリットを最大限発揮させている。
しかし、ときとしてマルチピースホイールはデザインやフィッティングの自由度と引き換えに、重量がかさんでしまうことが懸念材料として挙げられるが、鍛造とすることで強度を確保しつつ、徹底的に余分な贅肉を削ぎ落とすことで、純正ホイールよりも軽量化することに成功しているとのこと。
そして、今回ホワイトとゴールドに色付けされた「ELFORD CATALYST 24インチホイール」は、個性的でありながらラグジュアリーな雰囲気も醸し出す、とても欲張りで、レベルの高い仕上がりになっている。
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Text ｜Shingo.M
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