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アウディTT初号機!まるでSFなアウディTT 【XO LUXURY】

「XO Luxury X253 VERONA」×「アウディTT初号機」

多くの魅力的なカスタムカーが並ぶ東京オートサロン2017において、目を留めずに通り過ぎることを決して許さない個性的なアウディTT。「アウディTT初号機」と名付けられたその車両は、今アメリカで注目されるホイールメーカー「XO Luxury Wheels」のブースに展示され、ユーザーのイメージをハイクオリティーで実現しているショップ「GARAGE ILL(ガレージイル)」が手掛けた注目の1台である。

最高水準の技術がもたらす造形美

ホイールの形状を定義する言わばカテゴリーのように使われる言葉はさまざま存在する。ディープリム、フローティングディスクなどいくつか言われる中で、この「XO Luxury X253 VERONA」は”コンケーブ”と呼ばれるデザインである。

コンケーブとは、ホイールディスク面がセンターに向かって沈み込んでいくデザインで、アウディTT初号機に装着されるホイールサイズは、F19×9.5J R19×11Jのワイドとなり、その沈み込みの深さはかなり深く”ディープコンケーブ”となっている。

その洗練されたデザインと、最高水準の技術で、アメリカのL.A.や東海岸のマイアミなどでも話題沸騰中のホイールメーカーである「XO Luxury Wheels」。

その中でも、イタリア南部に位置する美しい街VERONA(ヴェローナ)の名を冠するこの「XO Luxury X253 VERONA」は、ハイエンドからスポーツカーとのマッチングバランスに優れ、立体的で躍動感あふれるデザインは、一見すると無機質で近未来的に見えるアウディTT初号機に、有機的な要素を注ぎ込んでいる。

全く新しい近未来的カスタム

この車両の注目ポイントは、この車両を制作した「GARAGE ILL」のオリジナルボディーキットが駆使されたそのボディーワーク。誰が見てもベース車両はアウディTTだとわかるほど、純正の自然なフォルムであるにも関わらず、ルーフとリヤゲート以外はすべて手が入れられているというから驚きだ。

そして何と言ってもまず目を引くのが、リヤタイヤ廻りだろう。片側15cmもワイド化されたフェンダーは、リヤタイヤに覆いかぶさるようなデザインとなっており、空気抵抗を考えたこのデザインは、これから車のデザインは、こうなっていくのかもしれないとさえ思わせてくれる。

また、いかにも東京オートサロンのためだけに制作された”魅せる”デザインなのかと思いきや、公道走行可能というから驚きである。後述するエアサスを組み車高を上下させることで走行を可能にしているのだが、リヤタイヤとフェンダーの隙間は、僅か数ミリという絶妙な造形となっている。

魅せるだけじゃない走れる車高

展示されている車高で走行することが不可能である事は、多くの読者にも理解できると思うが、実際に行動を走行できる秘密は、「ユニバーサルエアーサスペンション」と「ACCUAIR(アキュエアー)」である。

このシステムを導入することにより、着地(オールダウン)、高速道路走行モード、一般道路走行モードの3パターンの車高を、瞬時に変更することができる。

非現実的なカスタムではなく実現可能な究極カスタム

上記にあげた以外にも、パワー・サウンド・ビジュアルのすべてを兼ね備えた「Rui」で制作されたワンオフマフラーや、アウディをカスタマイズするからこそプロデュースされたという、GARAGE ILLオリジナルブランドの「GECKO」のオリジナルシートカバーが装着されるなど、見た目のインパクト以外の細部にいたるまで抜かりはない。

まるでSF映画に出てきそうなそのビジュアルで、来場者の目をくぎ付けにした「アウディTT初号機」だが、その強烈な見た目もさることながら、走ることを忘れていないことはもちろん、オリジナルの面影は大切にし、洗練されたデザインのホイールとのマッチングまでそつなくこなすなど、手間を惜しまない凝ったボディーワークは感服するばかりである。


「GARAGE ILL(ガレージイル)」
https://www.garage-ill.co.jp/


Text  & Photos|tuners



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