WHEEL
サウスホイールの1階を埋め尽くすのはホイールメーカーのブースたち。「オシャレは足元から」という言葉は世界共通のようで、各国のバイヤーがアンテナを伸ばし、色とりどりの最新作が彼らを迎える。
カリフォルニアを中心とする、いわゆる西海岸と呼ばれる北米の太平洋岸は、言わずと知れたカーカスタムのメッカである。それに対して大西洋岸もまた独自のスタイルを育んでおり、特に南部と定義されるフロリダ方面はDONK(ドンク)をはじめ個性的な流行の発信源で、人気のホイールブランドも多い。その中でもひときわ異彩を放ち、注目を集めているのが“AMANI FORGED(アマニ・フォージド)”。3年前に産声を上げたかと思えば、瞬く間に南部じゅうを席巻し、今や西海岸にまで勢力図を拡大するブランドだ。
ラインナップは個性的なデザインに溢れ、その数は75に及ぶ。すでにオフロード用もラインナップしており、とても新生ブランドとは思えない充実ぶりだ。それもそのはず、デザイナーでありブランド発起人のED MILANI氏は、かつて超有名ホイールブランドで30以上のヒット作を手掛けた、超ビッグネームなのだ。その作風とカラーリングの妙はアメリカのカスタム界では知らない者がいないほど。そんな彼が独立し、新たに興したブランドとあって、地元フロリダをはじめノース&サウスカロライナやジョージア州のアーティストたちがこぞってAMANIに履き替えだしたのである。
AMANIのそんな勢いを誇示するがごとく、今回のSEMAショーでは大きなブースを野外に広げた。尖ったマシンが並ぶDUBマガジンエリアのど真ん中。AMANIを履いたキバツな8台は、強烈なオーラで行き交う人々を足止めしていた。
MERCEDES BENZ
WALD×AMANIの粋
上下共にWALDのボディキットを装着したW222。ブラウンのモデルが履いているのはFUMO CONCAVE(フーモ・コンケーブ)の22インチで、かなりアグレッシブに攻めている。
NISSAN MURANO
34インチを操るネット界のアイドル
Laurenちゃんの駆るムラーノ・コンバーチブルが履いているのは34インチのVINCHINI(ヴィンチーニ)LP5。彼女は地元でもともと人気があり、ネットを通して世界中にファンを広げたドンク乗り。ボディをイエロー、ブルーと塗り替えて、現在はキャンディレッドに。そして、ルーフをカットしてコンバチに。
LAMBORGHINI HURACAN
スーパーカーをカジュアルに着こなす
スピード感のあるデカールでポップな印象のウラカン。ホイールはVONA(ヴォーナ)で、フロントに20インチ、リアに21インチをセット。タイヤは245/30、325/25。
お問い合わせ
AMANI FORGED-JAPAN
Tel.050-5532-2555(AM6:00~PM12:00)
Tel.0537-29-7037(AM9:00~PM6:00)
amaniforged.jp
Text & Photos|SEMA RULES