PRIUS & PRIUS α カスタムテクニック 2016
50系プリウスのSTYLEから30系のアイテムまでたっぷり掲載!
斬新なデザインの50プリウス、これをどうスタイルアップさせるかがアフターパーツメーカーやプロショップの腕の見せどころ。ここでは厳選したデモカーの数々を詳細に解説しながら、注目のアフターパーツを紹介。
30系スタイリッシュデザインを手軽に楽しめる
【AVANZARE】
新型プリウスの登場により、身近な存在となった30系のプリウス。これをベースにカスタマイズを実践すれば、手頃な価格でプリウスを楽しむことができる。こんな提案をしているのが、アヴァンツァーレなのである。
ミニバンや軽自動車など、国産車のエアロパーツやカスタマイズパーツをリリースしているアヴァンツァーレ。エアロパーツ、アルミホイール、LEDパーツなどが商品ラインナップの中心で、スポーティにスタイルアップさせることを得意としているブランドだ。と同時に、手頃な価格で狙えるベース車をカスマイズすることで、多くの若者が気軽に楽しめるようにしたいというポリシーも持っている。そこで登場したのが、30系プリウスをベースにした2台のデモカーだ。中古車市場では100万円ほどで入手可能な状況であり、しかもハイブリッドならではの高い経済性で維持費も安い。それをスポーティに仕上げれば、若者から大人まで、自動車のカスタマイズを気軽に楽しめるベース車として、30系プリウスを選択したのだ。
また、ユーズドコンプリートとしての販売も行なっており、お得にカスタマイズモデルを手に入れられるのも、アヴァンツァーレの魅力である。
フルエアロで武装したシルバーとホワイトの30系プリウス。実はアルミホイールとボンネットスポイラーの素材が異なるだけで、その他はほぼ同じカスタマイズメニューを実施しているデモカーだ。
特徴的なのは、左右にダクトが設けられたフロントグリルバンパースポイラーと、ツライチでセットされたタイヤ、そして見事なまでに低さを強調しているローダウンだろう。ノーマルでは決して出すことが出来ない迫力を醸し出すことに成功している30系プリウスだ。低めにセットされたサイドステップスポイラーやその上部に付くブラックのサイドデカールも、ローダウン効果を演出しているが、何より効いているのは、 アヴァンツァーレとSPIRITのコラボレートで誕生した、メイドインジャパンのハンドメイドで作られている車高調キットだ。この車高調キット、ローダウンを可能にしつつ、快適な乗り心地を確保できるもの。ローダウン車両では付き物の、ガマンを強いられる乗り心地は、このデモカーには当てはまらない。
また、機能性を持たせたフロントのダクトやボンネットスポイラーなど、優れたデザインだけに留まらない魅力が与えられているエアロパーツが、アヴァンツァーレの特徴のひとつになっている。
エッジを利かせつつ、大きな開口部も特徴的なデザインとなっているフロントグリルバンパースポイラー。この迫力あるデザインは、アヴァンツァーレのエアロに共通したイメージとなっている。また、このサイド部分に備わるダクトはダミーではない。フロントから取り込んだエアをサイドに整流させながらダウンフォースを得る、機能パーツでもある。このバンパー内にはウィンカーレンズとフォグランプが備わっている。
Aero Parts エアロパーツ
フロントとサイドのエアロは迫力ある大きめのサイズなのに対し、リアのフラップスポイラー、ルーフスポイラー、ボンネットスポイラーは小振りなサイズ。これによって、フロントグリルバンパースポイラーが強調される印象を与えている。
Wheel ホイール
アルミホイールはレイズのブラックフリート、V205Cの19インチ。前輪に付いているのがフェイス1(左)で、リアはディープデザインのフェイス2(右)となる。
乗り心地の良さとローダウンを両立させた車高調キット
足回り
アヴァンツァーレとSPIRITのコラボレートで誕生した30系プリウス専用の車高調キット。その効果を確実に得るために、ストラット上部のマウントも強化タイプとしている。また、リアのネガティブキャンバーの角度を調整するキャンバースペーサーもリリースされている。
30系プリウス専用の車高調キット。コイルスプリングのバネレートは、フロントが7kgでリアが6kg。正立式のモノチューブストラットダンパーは20段階の減衰力調整機能が付いている。これらはすべて日本製だ。この車高調キット、サーキット走行などを前提としたものではなく、ローダウンとその時の乗り心地の改善を狙って製作されたもの。ローダウンながら乗り心地にも配慮したセッティングとなっている。
Wheel ホイール
10本スポークデザインとなるアルミホイールは、レイズのブラックフリート、V625Cの19インチ。前輪に付いているのがフェイス1(左)は8.5Jで、リアのフェイス2(右)は9.5J幅とワイドなサイズとなる。フェイス1とフェイス2はサイズのみならず、スポークの角度などが微妙に異なっている。
小振りなパーツとスムージングにより、比較的シンプルなデザインとなっているリアスタイル。リアウインドー用のワイパーは取り外され、スムージング用のゴムが装着されている。
アヴァンツァーレ
042-531-1916
http://www.avanzare.co.jp/
PRIUS & PRIUS α CUSTOM BOOK VOL.04
ぶんか社