PRIUS & PRIUS α カスタムテクニック 2016
50系プリウスのSTYLEから30系のアイテムまでたっぷり掲載!
斬新なデザインの50プリウス、これをどうスタイルアップさせるかがアフターパーツメーカーやプロショップの腕の見せどころ。ここでは厳選したデモカーの数々を詳細に解説しながら、注目のアフターパーツを紹介。
大人の余裕感が心地よい多層構造で魅せる立体的な美【ROJAM】
30系、40系プリウスのエアロで熱い視線を集めたROJAMブランドの50系プリウスエアロ。多層構造で立体感が強調されたエアロは、やはりROJAMらしく、また大人が選ぶに相応しいドレスアップスポーツだ。
エアロパーツのみならず多様なカスタムパーツを展開するROJAM(ロジャム)には、「ROJAM VERDE(ヴェルデ) 」と「ROJAM IRT(アイアールティー)」の、2つのブランドラインがある。今回の50系プリウスはヴェルデだ。
ヴェルデは「ドレスアップスポーツ」。一方のIRTは「上品・気品」と、明確にテーマが分けられているのだが、今回の50系プリウス用エアロは、良い意味で両ブランドラインの良さが融合したような、ロジャムの魅力を凝縮したような高いデザイン性を感じさせる。「ドレスアップ」かつ「スポーツ」だが、IRTの「気品」も兼ね備えているとでも表現しようか。
この高いデザイン性のキモになっているのは、ロジャムのお家芸でもある、立体的に造形された多層構造にあるようだ。パッと第一印象で目を引き、 詳しく見れば見るほど感心する。飽きのこない造形美は、美術品にも似た存在感をまとっている。
ドレスアップ&スポーツの両立
ROJAM VERDEの美的感性
純正のフォルムをできるだけ残しつつ、 エッジデザインでROJAMヴェルデらしさをプラス。ヴェルデの基本コンセプトでポイントになるのはこの「エッジデザイン」というキーワードだ。それによる立体感こそROJAMの魅力である。
多層的な造形のエアロというものは、度が過ぎれば “重たい” 印象に陥ってしまうものだが、ロジャムはあくまで上品に感じられる範囲で留め、むしろ軽やかな印象すら与えてくれる。テーマどおり「ドレスアップスポーツ」を体現しているわけだが、テーマの具現化に成功した例として、屈指の傑作だと言える。
ところで、40系と50系のエアロを見比べて頂ければ、50系のエアロは少し大きくデザインされているのが分かると思う。これは“挑戦”だ。
40系プリウスのエアロはロジャムとしても高い評価を集めた人気作だった。それに続いての50系である。多くの期待が寄せられるなか、改めて50系プリウスに合う「ドレスアップスポーツ」を検討し、前の成功例を超えた新しいサイズ感に挑戦。
似たエアロが増えるなか新しい選択肢を提案できる。このチャレンジングな姿勢もまたロジャムの魅力である。
エアロパーツとしてはフロントとリアの2点のみで、他はROJAMのAW、ROJAM VERDEのイメージカラーでもあるアルマイトグリーンのステッカー、ラインテープなどで飾られている状態。これほど高いトータルコーディネートが完成していながらも、コスト面では抑えるられているとも表現できる。低めにセッティングされた車高とも相まって、ROJAM VERDEならではのスポーティな印象でドレスアップがなされており、大人がサラッとカスタムを楽しむのに打って付けの、高水準なセンスが感じられる。
まったく違うベクトルにある価値感を、類い稀なセンスと技で両立させた渾身のボディキット
Aero Parts エアロパーツ
FLS(フロントリップスポイラー)、DRS(ダブルリアスポイラー LED ver/LEDレスver)の前後エアロを装着。アルマイトグリーンのラインテープ(太さ8mm/10mmで1m・2m・3m)、VERDEサイドデカール(左右セット)、ROJAMエンブレムも存在感はさりげなく大きい。
Wheel ホイール
アルミホイールもロジャムブランド。運転席側(下の写真)はSpread(スプレッド)のチタンアッシュカットでサイズは18×7.0J。助手席側はSlave(スレイヴ)のグロスカットで同サイズ。いずれもエアロと同様に、多層構造で描かれた高級感あるデザインを持つアルミホイールであり、言うまでもなくエアロとの相性は抜群。ロジャムブランドで統一することにより見事なトータルコーディネイトが完成するのは、明確で分かりやすいポイントでもある。
10本スポークモデルのVectorをはじめ、SlaveやSpreadは、アルファード/ヴェルファイアの足を長くみせるROJAM(ロジャム)の代表作
ロジャムの40系プリウスエアロは高い評価を集めた人気作
Aero Parts エアロパーツ
装着エアロパーツは3点。FLS(フロントリップスポイラー FRP製/FRP+ウェットカーボン製)。RCP(リアコーナーパネル FRP製/FRP+ウェットカーボン製)。WDF(ダブルディフューザー FRP製/FRP+ウェットカーボン製)。
Wheel ホイール
こちらもロジャムのアルミホイールをインストール。運転席側(下の写真)がSlave(スレイヴ)のグロスカット、サイズは20×8.5J。助手席側がSpread(スプレッド)のチタンアッシュカット、サイズは同じく20×8.5J。この写真はホイールデザインの立体感がとくに分かりやすい。
ロジャム
052-355-0090
http://rojam.jp/
PRIUS & PRIUS α CUSTOM BOOK VOL.04
ぶんか社