取材協力:ボンド東京
TEL:03-3727-0808(車両) URL:https://www.hosokawa.co.jp
メルセデスブランドの一員としてラインナップされているGクラスだが、そもそもの素性がタフなフィールドでの動力機能を持ち、強靭な能力とは別のプレミアムキャラクターが、表面的な肩書きに書き換えられている。だが、元来持つ潜在能力を発揮させるべく装着されたLeTechパーツがGの本能覚醒させる。
プレミアムクロスカントリーに根付くワークホースのDNAが覚醒
bond group× G400d Professional
Gクラスに思い描くイメージを具現化したオリジナルモデルがワークホースを連想させるプロフェッショナルという限定バージョン。そのイメージ作りに一役買ったのがドイツのサプライヤー「リテック」のルーフラックやリアラダー、スペアタイヤホルダーだ。このリテックというメーカーは、かつての6×6や4×4スクエアードに搭載されているポータルアクスルも扱っており、ブラバス900XLPでお馴染み、Gクラスベースのピックアップトラック XLPモデルを作っているのもリテックである。
様々な実地検証を重ねてラインナップされたパーツをボンド東京がコーディネーションし、W463Aベースの本気のワークホースを実現。同じリテックパーツのラインナップであるウィンチバンパーや、オフロードランニングボード、ルーフラックの前部に位置するウィンドーディフレクター、それに付随する補助ライト等の装備、そしてそれらを支える足回りなど、とても興味深いギアで構成された特質のGクラスだと言えるだろう。
フロントの出っ張りを極力なくすことでアプローチアングルを損ねることのないウィンチベッドは、ノーマルバンパーをカットしての取り付けとなる。搭載のウィンチはアメリカのWARN社製で最大牽引4.5トンと、中堅モデルであるZEON10を搭載。ワイヤリングは軽量で丈夫な赤いナイロンワイヤーがリテックの特徴だ。
センターコンソール内には、ルーフ最前列にあるウィンドディフレクターのライト類スイッチに並んで、ウィンチモーターの電源スイッチが収まっており、ウィンチ本体左上にリモートコントローラーのコードを繋げる接点がある。リアのラゲッジにはディーラーオプションである便利なドロワーを設置。小物等の収納に一役買う。
プロフェッショナルモデルの特徴として、通常のG400dに装着されるフェンダーより幅の狭い通称「ナローフェンダー」が装備されている。さらにサイドステップレスなので、通常の乗り降りには慣れが必要。その問題を、ナローフェンダーサイズの幅でステップの役割を持ち、悪路等でサイドシルの下からのヒットによるボディ保護を兼ねたパーツとして頑丈なオフロードランニングボードを装着して解決している。
スペアタイヤホルダーのカバーは蓋になっており、小物入れにもなる。
ホイールはアメリカのHRE社製の鍛造、ヴィンテージGTシリーズ515M(9J・18インチ)、インセットは特注サイズになっている。表面がゴツゴツとしたザラ付きが特徴のテクスチャードブラックで塗装されている。マッチングタイヤはTOYO TIRESオープンカントリーR/T 285/60R18となる。
純正装備のリテックルーフラックとウインドーディフレクターがセットでジャストフィットする作りとなっている。4灯ライトがセットになっており、内側2灯はスポットライト。
足回りのコイルスプリングはリテックブランドだが車高調はKW製で、40ミリアップとなる。
車両協力:株式会社KNOT
取材協力:ボンド東京
TEL:03-3727-0808(車両)
TEL:03-3727-0404(カスタマイズ)
URL:https://www.hosokawa.co.jp
Text:犬塚直樹/編集部
Photo:犬塚直樹
Gクラスパーフェクトブック VOL.9