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ダークナイト『DaRK kNiGHT EDITIoN 』エナジーモータースポーツ

『 EVO i8 DaRK kNiGHT EDITIoN 』

このクルマ・・・いやマシーンを見る限り、映画好きであれば、あの映画を思い浮かばずにはいられないのがノーラン監督の「ダークナイト」だ。「ダークナイト」はそれまで描かれていた「バットマン」とは異なる単なるアメコミ映画だけではとどまらない。

ヒーロー像そのものに対する本質が描かれており、苦悩や葛藤が入交り「絶対的な世界観と空気感」を漂わせているのだ。

いきなり映画の話になってしまったが、今回掲載される『 EVO i8 DaRK kNiGHT EDITIoN 』もまた唯一の世界観と空気感を持ち、カスタムしているとはいえ、単なるハイブリッドカーという位置づけでは終わらない。

元々このマシーンは大阪、世田谷に拠点を持つ「ガレージエブリン」が展開するブランド「エナジーモータースポーツ」が製作。2015年初冬に「CYBeR eDITION」としてデビューをしており、近未来的なデザインから「2016年東京オートサロン」をはじめ、各イベント出展や超メジャーな海外カスタム雑誌「DUB MAGAZINE」の表紙としても飾られ、業界以外にも多くの注目を集めた。

ではなぜ今回近未来的な「CYBeR eDITION」から闇夜の騎士となる「DaRK kNiGHT EDITIoN」へと変貌を遂げたのか!?

おそらくそれは「エナジーモータースポーツ」の『より美しく よりスポーティーに そしてより創造的に』というブランドコンセプトに他ならない。同社はよりクリエイティブなモノの見方と発想によって、前作サイバーエディション「ReBORN=生まれ変わる」から今作ダークナイトエディション「ReBOOT=再起動」へと答を導き出したのだ。

考えてみれば「ダークナイト」も舞台は近未来であり、「ReBOOT=再起動」は必然であったのかもしれない。

既に海外サイトでも評価の声があがり、「BMW BLOG」ではこのように評している。

This BMW i8 is by far the darkest, roughest and most aggressive i8 model we’ve ever seen.
(このBMWi8は今まで見た事も無いもっともダークでラフでアグレッシブなi8だ。)

While Batman’s car of choice always stays true to its black color, this i8 goes for the bang with a flashy wrap. There is actually a combination of a matte purple and gloss purple, paired with brushed purple film. The end result is a BMW i8 which is likely the only one in the world in this shape or color.
(バットマンカーって”黒”というふうに捉えられがちだが、このi8は輝くようなラッピングで存在感を見せつけた。マットのパープルとグロッシーなパープル、ブラッシュドのパープルフィルム。結果として世界で1つの形状もしくは色にこのi8が生まれ変わった。)

出典元:http://www.bmwblog.com/2017/02/28/bmw-evo-i8-dark-knight-edition-batcar-want/

前述の「BMW BLOG」のラッピングの記述以外で主な仕様変更としては足元のホイールが新たに変更され「ENERGY Individual TYPE4 21インチ」となる。

またもう少しラッピングデザインのことで触れさせて頂くと、パープルとはいえ掲載した画像は黒に近いダークパープルであるが、外に出ると一変して鮮やかなパープルがグラデーションのように見え隠れし、まるで2面性を持ったマシーンだといえる。

この「EVO i8 DaRK kNiGHT EDITIoN」には映画「ダークナイト」への数々のオマージュが見受けられる。例えば主人公である「ブルースウェイン」も2面性を持ったキャラクターであり「善」と「悪」で葛藤する場面がある。また絶対悪であるライバル「ジョーカー」は正体不明というキャラクターであり、パープルの愛車を所有している。

そして「EVOi8」のボンネットをよく見るとトランプのデザインがあり、ボディサイドのエンボスとなったロゴには「HAHAHAHA・・・」と、まるでジョーカーが笑っているかのようだ。

「エナジーモータースポーツ」のカスタムがひとつの枠を超えているのは、技術やセンスはもとより、こうした「テーマ性」や「コンセプト」がブレないところだろう。

間違いなく「世界に通ずるカスタムメーカー」であり、次に何をしてくれるのか楽しみなメーカーだ。


問い合わせ:ENERGY MOTOR SPORT
TEL:03-3707-3800
http://www.energy-ms.jp


TEXT:TUNERS



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