8月30日、パオニアは新たに3機種のドライブレコーダーを発表した。
ドライブレコーダーは、万一事故が起きてしまった際の重要な証拠映像を残すことや、駐車中のセキュリティ対策としても需要が増しているだけに、注目しているユーザーも多いことだろう。
この記事では、そんな最新のドライブレコーダー3機種について詳しくご紹介しよう。
ダブルレコーディング機能を備えた【ND-DVR30】
最上位機種となるND-DVR30の特徴は、前方の映像を記録するのはもちろんのこと、別売りのフロアカメラやバックカメラと組み合わせ、車両後方や車内を前方映像と同時に録画可能な「ダブルレコーディング機能」。
別売りとなるフロアカメラ(ND-FLC1等)は、小型の本体を車内の好きなところに取り付けができ、ドライブ中の車内を記録し思い出を残せるのはもちろんのこと、駐車中の防犯カメラとしても威力を発揮する。
また、すでにナビと連動するバックカメラを使用する場合は、オプションの映像出力用RCA分配器が必要となるが、後方からの追突事故の際にも有力な証拠を残すことができる。
偏光フィルターを採用【ND-DVR20】
ドライブ中には、太陽光や街灯、または対向車のヘッドライトなどの影響で、どうしてもフロントガラスの映り込みによって鮮明な映像が撮影できないことがある。
ND-DVR20は偏光フィルターを標準装備することで、フロントガラスの不要な映り込みを軽減し、前方の映像をクリアに記録することができる。
上位機種であるND-DVR30とセンサーなどの基本性能は共通であるため、ダブルレコーディング機能が必要ない場合は、こちらの機種がオススメ。
コンパクトなべーシックモデル【ND-DVR40】
画像センサーは従来のDVR10と同じ約 207 万画素 となるが、Full HDでの撮影にも対応するなど、ドライブレコーダーに必要な性能を押さえたエントリーモデルがND-DVR40だ。
特徴はとにかく従来モデルに比べてコンパクトな設計であり、車種によってはルームミラーの後ろに隠れるほどで、ドライブ中の視界を妨げることもなく、すっきりスマートに車室内に調和する。
また、フロントガラスとレンズの距離が近いため、映り込みも最小限に抑えることができる。
共通する注目機能
まず、ND-DVR30とND-DVR20では、Full HDを超える3M(メガ)録画が可能な約300万画素の高解像度CMOSセンサーを搭載するほか、急加速・急減速・急ハンドル・速度超過など、危険な挙動を検知した場合は、その走行映像を自動で録画する「危険挙動録画機能」を搭載。
また、別売りの偏光フィルター(AD-PLF1)を購入すれば、ND-DVR30やND-DVR40に取り付けることも可能となっている。
そのほか、すべての機種で共通する機能として、LED化された信号機でもきちんと撮影することができる27.5fpsのフレームレートの採用や、逆光時や夜間、トンネルに出入りした瞬間のように明るさが急変する場所などでも、明暗のダイナミックレンジを拡げて映像を補正する「 WDR(ワイドダイナミックレンジ)」機能。
さらに、エンジンが停止していても、振動や動体を検知した場合に、検知した時点から20秒間の映像を自動録画してくれる「駐車監視機能」なども搭載している。
同封されるmicroSDカードは8GBで、購入直後から映像を記録することが可能で、最大32GBのmicroSDカードにも対応しているため、家族や友人との楽しいドライブを記録するといった使い方にも対応する。
録画した映像をパソコンで確認可能
録画映像は本体の画面で再生することもできるが、配信されている無料のパソコンソフト「Driving Viewer」をWindowsパソコンにダウンロードしておけば、地図ソフト「MapFan Web」と連携して、録画した映像の走行履歴と場所をパソコン上で確認できる。
なお、対応しているOSはWindows7以降となっており、MacOSには対応していない。
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